都議会腐っとる!やじ問題事実上幕引き

 東京都議会は25日、6月議会の最終本会議を開いた。セクハラやじを浴びた塩村文夏都議(35)が所属するみんなの党会派は民主党と、鈴木章浩都議(51)=自民党都議団、離脱=以外のやじ発言者の特定を求める決議案を提出したが、「別のやじを聞いた議員はいない」として逃げの姿勢に終始する最大会派の自民が賛成に回らず否決された。事実上の幕引きで国内外の批判が高まるのは必至だ。

 20日には、発言者の特定を求める塩村都議の訴えを、吉野利明議長側が門前払い。この日、再発防止を誓う決議は可決したが、都議会自ら徹底解明する姿勢は見えず、自浄作用のなさを露呈した。「女性差別」として海外からの厳しい視線を浴び、2020年東京五輪・パラリンピックの開催都市としてのイメージダウンにもつながった痛手は大きい。

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