“ラブホ密会”前市長 依願退職の男性職員とは「連絡取っていない」田久保氏落選の影響「考慮していない」
部下の既婚男性職員と10回以上ラブホテルで密会した問題を受け、11月27日に辞職した群馬県前橋市前市長の小川晶氏(42)が17日、同市内で会見し、自身の辞職に伴う同市長選(2026年1月5日告示、同月12日投開票)への出馬を正式に表明した。
無所属で立候補し、政党の推薦なども受けないとした小川氏は「政治家である以上、みなさまへの責任を果たすには、もう一度ここから立ち上がって、やり残した公約を実現するしかない。どんなに逆風でも、どんなに苦しくても、もう一度皆さんと一緒にこの前橋を変えていく。そのために私の人生をかけて、次の市長選挙に再びチャレンジすることを決意しました」と強調した。
「決めたのはきのう(16日)…昨夜ですかね。記者会見も、本日行うかギリギリまで考えて判断をさせていただきました」と明かした小川氏。会見では“ラブホ密会”していた男性職員が停職6カ月の懲戒処分を受けたことについて問われ「重い処分だなというふうに率直に感じております。私も職員のことは心配をしておりますが、みなさんにとってお世話になった方々に報いるためにも、これから政治をつくっていくしかない」と答えた。
懲戒処分を受けた男性職員が12月末で依願退職することを受け、記者団から「今後どうされるか、どういう状況であるかなど連絡など取っておられますでしょうか?」と問われた小川氏は「直接私から、連絡を取るということはしておりません。代理人の弁護士を通じて、退職の報道が出たその日に依願退職をすることになったということで連絡をいただいておりますけれども、それ以上職員と直接のやりとりというのはしておりません」と説明した。
その上で「どういう理由で退職をするのかということについても、ちょっとわかりかねますので、次が決まっているのかとか、決まっていないのかだとか、そういうところについても、私の方では状況、情報は得ていない」と主張した。
男性職員と直接連絡を取らず、退職後どうするかも知らないと述べた小川氏に、記者団から「小川さんが(男性職員を)心配しているというのは具体的にどういうことを指すのか」と指摘されると「本当に単純に心配をしているというか、今後の生活は大丈夫かなというところについては心配をしているという意味です」と語った。
14日投開票の静岡県伊東市長選で、前市長の田久保真紀氏(55)が落選したことを踏まえ「他にも辞職や失職に伴う首長選というのが相次いでますが、状況を見てご自身と重ねられている部分もございますでしょうか?」と問われた小川氏は「特に見ていないです。前橋のことは前橋の市民の皆さんに判断をしていただくものだというふうに思っておりますので、他の状況等については特段考慮しておりません」と、自身への影響を否定した。
(よろず~ニュース編集部)
