国民民主・榛葉氏、首班指名で玉木代表への一本化に疑問「生やさしい政権構想、本気とは見えない」

 国民民主党の榛葉賀津也幹事長が10日、国会内で定例会見を行い、立憲民主党・安住淳幹事長が、野党が協力して首班指名で国民民主党の玉木雄一郎代表を指名して政権交代することを持ちかけられたことに疑問を投げかけた。

 榛葉氏は「玉木代表の名前を書いてくださるのは、悪い気はしない」とし、日本維新の会とは安全保障、エネルギーなどの基本政策では「親和性がある」とした。ただ、安住氏が9日に、れいわ新選組の高井崇志幹事長、共産党の小池晃書記局長らと会談し、野党一本化を持ちかけたことには「その枠組みがさっぱり分からないね」と首をかしげた。

 「それだけ玉木さん、気に入られてるんだったら大したもんだけども」と前置きし、「本当にそれで政権持ちますか?『ミッション型』とか『期間限定』とか、この混沌とした国際情勢、国内情勢の中で、そんなこと通用しますかね?」と疑問を投げかけた。「『物価高は一緒にやるけど安保法制は知らないよ』『ガソリン税は一緒に安くしましょう、だけど原発関係ないよ』って。こんな政権持ちますか?新しい枠組みの政権が、あのトランプ大統領の政権と互すんですよ。そんな生やさしい形で政権構想を考えてるとすると、とても本気とは見えないね」と安易な野合が盛り上がることに危惧を示していた。

(よろず~ニュース編集部)

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