NASAが「X-59」の画像公開 静かな超音速機「初飛行まであと少し」コックピットは独特形状
NASA(米航空宇宙局)が8月26日、公式インスタグラムで、超音速研究機「X-59」の画像を公開した。
「可能性の限界に挑戦」と題して画像を掲載。「X-59は、初飛行まであと少しです」と伝えた。X-59は、超音速ジェット機の大きな問題点の1つである騒音を低減することを目的としている。超音速での飛行時に発生する衝撃波による音「ソニックブーム」を抑える研究が進められている。
コックピットの前方に窓がない独特の形状。視界システムの性能テストなども続けている。
さらに「そして、いよいよ大空へ!」と初飛行が近いことを示唆。「この初飛行は静粛なものではありませんが、(研究)チームはエンジン性能や自動操縦装置といった重要なシステムを確認し、将来の飛行試験に向けて機体の準備を整えることができます」としている。
X-59については「NASAのQuestミッションの中核を成す機体。このミッションは、大きなソニックブームを『ドン』という音に抑えることで、静かな超音速飛行を実現することを目指しています」と解説を付け加えている。
(BANG Media International/よろず~ニュース)
