急転!国民民主党が山尾志桜里氏の公認取り消し 前日に会見→榛葉幹事長「全国から見送ってほしいという声」
国民民主党が11日、7月の参院選全国比例で擁立を決めていた山尾志桜里元衆院議員(50)について、公認内定を取り消すと発表した。この日、国会内で開かれた同党の両院議員総会で、公認見送りが正式に了承された。
山尾氏は10日、国会内で出馬会見を開いたばかり。「この夏の参議院選挙、国民民主党から全国比例での挑戦を決めていただきました山尾志桜里です」「国民民主党の憲法改正の論点整理。これを2025年に、しっかり時代の要請に合わせてアップデートをしていく。これがまずは、私の一番の仕事だと思っております」などと同党から国政へ再挑戦する決意を示したが、一夜明け急転した。
榛葉賀津也幹事長(58)は「山尾さんについてはですね、法律家としてのご自身の能力を見込んでの擁立ということでしたが、全国の国民民主党を支えている都道府県連、そして、全国の地方自治体議員から、同音に今回の山尾さんの公認は見送ってほしいという声が全国からありました」と経緯を説明。9日に全国幹事長会議を開いた際「全ての都道府県から、山尾さんに関しては『公認を見送って欲しい』という声がありました」と明かした。
一部からは、過去の言動や不倫疑惑などが指摘されていた山尾氏について「弁明のチャンスを与えるべきだという声もあり、昨日山尾さんには会見を行っていただきましたが…」とした榛葉氏。だが「多くの皆さんから、疑問に払拭をする会見ではなかったという声があり、本日の両院議員懇談会においても、党が一丸となって来る参議院選挙へ戦う環境を整えるためには、山尾さんの公認を見送って欲しい、公認内定を公認に切り替える作業は控えてほしいという議員の声がございました」と、山尾氏の“釈明会見”後も反発の声は止まなかったと伝えた。
榛葉氏は「先ほど両院議員総会を開きまして、正式に公認内定を公認に切り替える作業を山尾さんについては取らないということが了承され、このことが決定をした次第です」と述べた。
(よろず~ニュース編集部)