「今春の中学入試で最も使われた」と話題の小説「あの空の色がほしい」重版 名門中学が続々出題!

 「25年度の中学入試で最も出題された本」と話題の画家・蟹江杏さんの小説「あの空の色がほしい」(河出書房新社)がこのほど、重版された。

 同作は、多彩な活動で注目を集める蟹江さんが初めて書いた小説として、2024年5月に刊行。自伝的要素も取り入れ、学校で浮いている、お絵描きが大好きな小学生マコと、土手沿いの風変わりな家に住む、近所で“変人”と噂される芸術家のオッサン先生とのユニークな交流と、友だちや家族との関係を通してマコが成長していく姿を描いた物語。

 大妻、海城、学習院女子、慶應義塾湘南藤沢、サレジオ学院など多くの有名中学の今春入試問題で出題され、「25年度中学入試で最多出題」と話題に。全国学校図書館協議会選定図書にも選ばれた。インターネットのレビューでも「繊細でしなやか、瑞々しい筆致に感激でした」「好きなものをあきらめない心。大人にもすすめたい」「親としての在り方のヒントをもらえた」などの声が寄せられている。

 ◆蟹江 杏(かにえ・あんず) 画家。東京都生まれ。自由の森学園卒業。ロンドンで版画を学ぶ。現在、美術館、全国の百貨店や画廊で、数々の個展を開催。著書に、作品集『杏と世界』、絵本『ハナはへびがすき』(第14回ようちえん絵本大賞受賞)『おーい』、『ユキヒラさんとおなかのすいたゾウさん』(いずれも文・いわまタケツグ/絵・蟹江杏)など多数。舞台美術や壁画制作、企業とのコラボレーションも手がける。またNPO法人3.11こども文庫理事長として、被災地の子どもたちに絵本や画材を届ける活動や絵本専門の文庫を設立するなど、全国の子どもたちとアートをつなぐ活動を行っている。雑誌「Pen」が主催するP e nクリエイター・アワード2021で、審査員特別賞を受賞。

(よろず~ニュース編集部)

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