２つに引き裂かれたセットリストが奇跡の再会を果たしSNSで話題になっている。

ライブで演奏する曲目が書かれているセットリスト。終演後にスタッフから観客にプレゼントされることもあるが、その場合ファンの間で争奪戦になる事も。今回のストーリーの発端は、スコットランドのバンドMogwaiのライブ終演後だそう。投稿主のじゃみ（＠jyami_moon）さんに話を聞いた。

ーーセットリスト入手時の状況は？

じゃみ：Mogwaiのライブ終演後、友人はセットリストを入手するため最前列に。見知らぬ他の観客と力ずくの取り合いになったのですが、勢いあまり破れてしまい、セットリストは曲目が書かれた「Mog」と、ほとんど白紙の「wai」の２枚に引き裂かれることに。友人は手にしたのは曲目が書かれていない方で、とても落ち込んでました。

ーーセットリストは"再会"した経緯は？

じゃみ：終演後、落ち込む友達と、同じライブに参加していた仲間たちとで居酒屋に集合しました。テーブルに敗れたセットリストを置いていたのですが、その中の一人が「え？覚えてませんか？」と言い出し…破れたセットリストのもう片方の持ち主だと判明したんです。

その場は大爆笑。セットリストを引き裂いた二人もとても驚いてました。

ーーその後、お二人はお友達になったり？

じゃみ：もちろん！奇跡のような体験でしたが、出会った者同士が実は友達の友達だったり、世間って狭いなぁと感じました。私もセットリストを半分だけ入手する事があったら、もう片方の人の顔は覚えておこうと思います（笑）。もしかしたら友達の友達かもしれないので！

◇ ◇

SNSでは「生き別れのセトリ…」「白い方だけ持ってた人、好きすぎる」「運命！」「こんな奇跡ってあるのね」などの感動の声が集まった。曲名も何も分からなかったセットリストが完成。さらに同じ趣味の新しい友人まで。音楽が起こした奇跡だった。

（よろず～ニュース特約・米田ゆきほ）