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大御所コンビが「AKB48」戦略で異常事態に オリジナルメンバー不在でも活動を続けてるって、ホント!?

 昭和から平成にかけ、東京らしい軽妙かつ味のあるコントで知られた大御所コンビ「チャーリーカンパニー」。このコンビ名を聞けば、鋭いツッコミを入れる細身の日高のぼると、突き抜けた屁理屈ボケをかます中年体型の日高てんを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、驚くべきことに二人はすでにコンビを脱退し、現在は新たなメンバーの高橋テツと菊地仁の2人でコンビ活動を続けているのだ。アイドルグループならいざしらず、なぜお笑いコンビとしては前代未聞とも言える“オリジナルメンバー総入れ替え”というスタイルになったのだろうか。メンバーの高橋に話を聞いた。

 ◆あの「文学的コント」を世に広めたい

 初代「チャーリーカンパニー」に最初の危機が訪れたのは、今から10年ほど前。のぼるが体調不良を理由にメンバーを脱退することになり、新メンバーでの再出発か解散かの選択を迫られた。そのとき、てんに“コンビ継続”を強く押したのが、二人が所属していた事務所の代表であり、マネージャーも務めていた高橋だったという。「当時、二人のコントは、かなり文学的な要素が強くなっていました。ただ笑えるんじゃなくて、そこに社会的なメッセージや弱者の味方という視点が入ってくるんですよ。例えば、賞味期限というキーワードから、食糧危機や貧しい国の話を入れていましたね。その独特の笑いのファンだったんで、無くしちゃいけないって思って、役者をしていた菊池くんに声をかけて、第二期チャーリーカンパニーという形をとったんです」

  それから約10年間活動を続けた後に、またしてもコンビ継続の危機に直面する。今度はてんが体調を崩し芸能活動を休止することに。高橋はコンビを継続させるために、さまざまな可能性を探り、思いも寄らない決断を下す。「僕が、やろうって(笑)。てんさんとは、ずっといっしょにネタを作っていましたし、僕自身も『幻楽団』というコンビで芸人をやっていたので、なんとかなるだろうと。それが、2019年の終わりぐらいかな」。この高橋の決断により、お笑い業界としては異例であるオリジナルメンバー総入れ替えの「AKB48」スタイルで、第三期チャーリーカンパニーがスタートした。

 ◆YouTubeを基点に笑いを展開していく

 高橋は、「てんさんとのぼるさんがやっていたコントを演じ続けるだけでは、価値を残すことにはならないと思うんです」と言う。そこで、高橋と菊地がひとつの目標として掲げているのが、初代をしのぐ大衆性を獲得すること。「第一期の二人は、演芸番組の出演や、色々とメディアでも活躍をしていましたが、時代を一世風靡するところまではいけなかったですよね。だから、ぼくらはその壁を乗り越えたいと思っています。ぼくたちだからできる大人の笑いを追求して、その世代の人たちから支持される存在になれたらいいなと。それが、コンビとしての価値を残すことだと思ってるんです」

  その中で、新たな活動拠点として力を注いでいるのがYouTubeだ。今年の1月から「チャリカンnet TV」チャンネルを開設し、1時間を超える長編企画をはじめ、コントやトーク、歌のコンテンツも展開している。「今はまだ、どうやったらもっと面白くなるんだろうって模索中ですね。YouTubeをきっかけに、寄席には来ないような人々と出会って、どんどんその輪が広がっていけばいいなって思ってます」

  結成から45年を超える、「チャーリーカンパニー」。お笑いコンビとしては最長老YouTuberとなる二人が、インターネットの世界でどんな笑いを生み出すのか。今後もその活動に目を離せない。

(よろず~ニュース特約・橋本未来)

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