声優・高槻かなこ 新曲の作詞「グーグル翻訳を使いました」英語は苦手なんです

 8月11日にセカンドシングル「Subversive」を発売する声優、歌手の高槻かなこがこのほど、よろず~ニュースのインタビューに応じた。苦戦したという作詞エピソードや、内に秘めた“破壊”願望について、そして自身の夢だったアニソン歌手への熱い心境を吐露した。

 昨年10月に初シングル「Anti world」でソロデビューを果たした高槻。同曲に引き続き新曲でも作詞を担当しが苦心し、前回よりも時間がかかったという。「『Subversive』は、ダンサブルでちょっと洋楽っぽい楽曲なので、どうしても日本語が曲の雰囲気に合わなかったりするんです。なので英語を歌詞に入れたいけどそんなに英語をしゃべれないので…」と苦笑いした。「翻訳しながら探っていったりとか、結構大変でした。グーグル翻訳を使ってました」と笑顔でぶっちゃけ「言葉の当てはめ方とかに苦労してパズルみたいな感じでした」と振り返った。

 同曲はアニメソングとしては珍しい“ラップパート”が特徴的だ。ラップのフロウは初挑戦。「歌詞を書く際も、韻踏まなきゃ!とかいろいろ考えましたね。見よう見まねですけど」といたずらっぽく笑った。

 タイトル「subversive」に関連して、「今、破壊したいもの」を問うと、しばらく考える様子を見せた。突然、思い出したかのように「今日、物を破壊する夢を見ました!人に裏切られて、自分の心がすさんで道端とかで叫びながら花瓶とかを割っている夢を見ました。私、あんまり怒ったりしても物を破壊しないタイプなんですけど、もしかしたら心の中では破壊したい願望があるのかも…」と笑いを交えながら話した。

 昔から好きだったアニメへの思いは、兵庫・神戸で過ごした中学時代に加速。不登校で家に籠もってアニメを見る時期があったといい「最初にドハマりしたのが『テニスの王子様』でしたね。推しは氷帝学園の忍足侑士(おしたりゆうし)くんです」と表情を緩めた。

 アニソン歌手になりたいと思ったきっかけは高校生の時、大阪で行ったアルバイトだった。「アニソンカフェで働いていたとき、毎日アニソンを歌ったり聞いたりしていたんです。そこでアニソンの素晴らしさに目覚めて、私の夢が生まれました」と微笑んだ。あらかじめ提示する“歌える曲リスト”から客が選択した曲を披露した。高槻の当時の曲リストは1500曲にものぼったという。「自分が知らなかった昔のアニメとかもお客さんに教えてもらったりとか、CDをいただいたりとかして覚えたりとか…結構年代を問わず歌っていました」。『マクロスF』『けいおん』『ガンダム』シリーズの曲をよくリクエストされたそうだ。

 目標だった国内最大級のアニソンイベント「ANIMELO SUMMER LIVE」(8月28日~30日、さいたまスーパーアリーナ)3日目の出演が決定している。「夢が叶っている最中を一瞬でもいいから感じたい」と意気込みを見せた。これまで自身が出演するアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』のスクールアイドルグループ「Aqours」として、同舞台に立った経験はあるが、ソロとしては初の参加となる。緊張するのでは?と問うと高槻は「やっとみんなに会えるうれしさが勝つと思います」と落ち着いた様子で答えた。コロナ禍でソロデビュー以降、有観客でのライブが行えず、ファンに直接“生歌”を届けられずにいた。「内容も大事ですけどみんなの顔を見られるのがすごく楽しみだなって思っています」と目を輝かせた。

 アニソン歌手としての理想像について、自身も”オタク“である経験から持論を展開。「この人の曲は、絶対にいつも期待以上だなと思えることが、一人のオタクとしてもうれしかったりするんです。そういった自分の中での”憧れ”を体現したいです」と、言葉に力を込めた。

 9月に初のファンミーティング、10月には初のワンマンライブを控える高槻。「ここからまたアニソン歌手としての夢をどんどん叶えていきたい。初めての方もアニメを知らない方でも、なんだか頑張ってる女の子がいるなと応援していただければ」と、表情を引き締めた。

(よろず~ニュース・松田 和城)

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