しずちゃん“師匠”の葬儀で涙の弔辞

 お笑いコンビ・南海キャンディーズの山崎静代(34)の専属ボクシングトレーナーとして知られ、23日に悪性黒色腫のため亡くなったアクションディレクター・梅津正彦氏(享年44)の葬儀・告別式が29日、東京・増上寺でしめやかに営まれた。

 山崎や高橋克典(48)、小倉久寛(58)、斎藤工(31)ら300人が参列。山崎は、梅津氏と交換日記形式で書き続けていた練習ノートにつづった弔辞を、「梅津さんが大好きです。一生のうちにこんなにも深い絆でつながれた出会いは、もうないと思います」と涙を流しながら天国にささげた。

 同じく弔辞を読み上げた高橋は「(アクション指導の)現場では熱く、俳優の夢の場所という気概で、選手と同じように送り出してくれた。『いけいけ!!』と飛ばしてくれたゲキが耳に残っています」と語り、こぼれ落ちそうな涙を必死にこらえた。

 愛用のジャージー姿で梅津氏が眠る棺には、山崎のボクシンググローブや弔辞のコピーが収められた。出棺時にはテンカウントゴングが鳴らされ、「赤コーナー、チャンピオン、梅津正彦!!」というリングアナのコールが斎場に響き渡った。

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