第23回 藤江れいな(下)「人事異動」

れいにゃん(右)から演技を学びたいというけいっち
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 NMB48・チームNの副キャプテンを務める「けいっち」こと上西恵が、毎週ゲストを迎えて“若者代表”としてオピニオンを展開するコーナー。こちらでは、紙面で掲載しきれなかった「こぼれ話」を大特集。記者の質問も交えて、実際の取材現場を再現します。今回のゲストは「れいにゃん」こと藤江れいな。紙面のテーマは「人事異動」でした。

 -上西さんは以前、移籍や兼任をしてみたかったというお話もされていましたが…。

 け「兼任してるメンバーを見てたら、大変そうだけど、すごい楽しそうに見えたんです。他のグループのいいところも知れるし、NMBに足りひんものも知れると思うし、いいところもわかってくると思うし…。いろんな公演に出てるのを見ると、やっぱりうらやましいなとは思いますね」

 -藤江さんは、移籍の予感というのはなかったですか?

 れ「全然なかったです!私、SKEに移籍した山内鈴蘭ちゃんとすごい仲が良くて、組閣の時も席が隣だったかな?『私たちは移籍とか関係ないから大丈夫だよ』って笑ってたら、2人とも移籍になって『えっ、えっ!?』みたいな感じでした。予想外の展開すぎて、家族もビックリしましたし、周りの友達からもかなり連絡が来ましたね。でも、断るということはまったく考えなかったです。お父さんが、私が『行きたくない』って言い出さないようにってことも含めて言ってくれたと思うんですけど、『やった-!大阪旅行行ける!』って喜んだときに、これは行くしかないなっていう気持ちになりましたね(笑)」

 -なるほど…。実際、大阪にはよく来られるんですか?

 れ「それが、まだ来たことないんですよ。アリーナツアーの大阪公演も、来たいって言ってたんですけど、スケジュールが合わなくて。しかもお父さん、車が大好きなんで、大阪までも車で来るらしいんですよ」

 -組閣から1年、この間にNMBが何か変わったと思う部分はありますか?

 け「やっぱり、れいにゃんさんや梅田さんが来てくれて、ゆきりんさんも選抜では一緒にいる時間が長くて、すごい、この…、態度というか、NMBって子どもやなって改めて思ったんです。あいさつとか、すべてがしっかりしてはるから、私たちもちゃんとしなきゃって、みんな思ってると思います。ライブに対する姿勢とかも、見習わなきゃいけないところが多いし…」

 れ「私は、『移籍します』ってブログに書いたときは、やっぱりファンの皆さんは賛否両論で…。もともとのファンの方からは、距離が遠くなって応援しにくくなるから行かないでっていう声があったし、NMBのファンの方からは、今までAKBでやってたから、NMBには簡単になじめないんじゃないかっていう声も…。いろんな声があったんですけど、今はNMBのファンの方から『来てくれてありがとう」って言ってもらえることが多くて、それがすごくうれしいんです。もともとのファンの方も、毎回生誕祭を開いて下さるときに、いつもいろんなコンセプトを考えてくれるんですけど、今年は私の『おめでとう』に加えて、NMBのメンバーに『ありがとう』っていう気持ちを伝えたいっていうコンセプトで、アンコールの掛け声が『れいにゃんおめでとう!チームMありがとう!』っていうコールをして下さって…。すごくうれしかったですし、みんなで私の背中を押してくれてるなって感じて、ファンの方にも『ありがとう』っていう言葉を伝えたいですね。NMBに溶け込めた感じが、すごくしたんです。自分だけじゃできないことも、握手会とかでかけて頂く言葉一つで、頑張ろうっていう気持ちになれるので、ファンの方の存在はいだいですね』

 -上西さんにとっては、選抜の場で学ぶことなどもありますか?

 け「『イビサガール』の時に、れいにゃんさんと同じダンサーの役だったんです。初めて一緒で、緊張してたんですけど、すごいフレンドリーに話しかけてくれて、うれしかったですね。で、私、ホンマにダンス苦手やのに、ダンサーの役で、何でや!って思ってたんですけど(笑)、れいにゃんさんがすごいしっかりやってるのを見て、私もちゃんとしないとって思いました」

 れ「いやいやいや(笑)。私もダンス苦手なんで、けいっちがダンス苦手ってきいて、正直すごいホッとしました(笑)」

 け「でも、やっぱりうまいんですよ~」

 れ「出来上がった映像を見たら、ちゃんと出来てるっぽくなってたんで、良かったです」

 -この1年は、藤江さんにとっては特に激動の1年だったかと思いますが…。

 れ「そうですね。いろんなことがあって…。今で言えば、チームMではキャプテンの山田菜々ちゃんと村上文香ちゃんが卒業を発表してて、どうなるのかっていう不安な部分もあるんですけど、その2人が抜けたから、悪い意味で変わっちゃったって言われなければいいなって思います。チームMはキャラがみんな濃いですし、研究生から上がってきたメンバーもさらに濃いので、楽しみも大きいです。どう変わるかって」

 -上西さんとしては、今後教わりたいことなどは?

 け「この間、れいにゃんさんの舞台を見に行かせてもらったんですよ。私、もともと声が小さいし、緊張しいなので、舞台は向いてないと思ってたんですけど、その時にすごい舞台に興味を持って、いつか出たいっていう気持ちが強くなりましたね。れいにゃんさんは映画の主演もされてるし、たくさん女優としても活動されてるから、そこを学ばせてもらいたいですね」

 れ「歌も表現の1つだとは思うんですけど、役に成り切って演技するのはまたすごい難しいですよね。けいっちが見に来てくれた舞台は『ダンガンロンパ』っていうんですけど、もともと原作のファンがすごい多いので、プレッシャーもあったんですけど、作品が好きな方に『やってくれて良かった』っていってもらえたのがすごくうれしくて、もっと演技を勉強したいなと思いました」

 け「すごいですよね…。憧れます。吉本新喜劇で共演したときに、一緒の店員役だったんですけど、セリフがないときの演技も勉強させてもらったし、Mの『百合劇場』とか見てても、1人だけずば抜けてるなって思うので、どんどん勉強したいです」

 -共演も多いですが、お互いに意外だなって思った部分はありますか?

 け「最初はちょっと怖いかなって思ってたんですけど、移動のバスとかで、後ろからちょんちょん突っついてきたり、出会うたびに『けいっち~!』って近づいてきてくれるんで、すごいしゃべりやすいですね。まだ緊張する部分もあるんですけど、もっともっと話したいです」

 れ「しっかりしてて大人しそうだって思ってたんですけど、話してみると意外な面があって…。急に変な動きをしだしたり、『○○ぴーなっつ』とか『○○なっしー』とか(笑)。やっぱりお茶目な面があって、みんなに愛される理由が、移籍して来てわかった部分がありますね…。あと、私もMをまとめなきゃいけない立場になって来てるんですけど、この子たちをうまくまとめる自信がないんで…。副キャプテンをやってるけいっちに、いろいろ聞いてみたいですね」

 け「私もやっと、少しまとめられるようになってきましたけど…。やっぱり、考え過ぎちゃダメだなって思いますね。自分の思ったとおりに、できることをやればいいのかなって」

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