レゲエ歌手のＭｅｔｉｓ（３０）が、フランス人通訳のヨハンさん（３６）と結婚していたことが１５日、分かった。５年の交際を実らせ昨年９月２９日に入籍。妊娠はしておらず、挙式は未定ながら来年までにフランスで行う意向という。２００８年１２月に女手１つで育ててくれた最愛の母を亡くしているＭｅｔｉｓは「母も天国で喜んでくれていると思います」と語った。

　“学問の神様”菅原道真の末えいでもある歌姫が、国際結婚していた。お相手は情報番組の通訳などを行うヨハンさん。フランス国籍だが、Ｍｅｔｉｓいわく「私も知らない日本語を知っていて、一体どっちが外国人かたまに分からなくなる」ほどの勉強家だ。

　０９年に知人の紹介で知り合うも、Ｍｅｔｉｓは最愛の母を亡くしたばかりでもあり、最初の１年はヨハンさんの猛アプローチを断り続けていたという。交際のきっかけは１１年の東日本大震災だった。

　震災直後、フランス政府は在日フランス人を対象に無料で帰国できる制度を作っていたが、ヨハンさんはＭｅｔｉｓのそばにいることを選択。Ｍｅｔｉｓは「彼は私のために帰国せず、マスクをしてたくさんの食料を家まで届けてくれました。祖母が心配していたので地元の広島に帰った時も、祖母の前で『私をずっと守ります！』という熱意を伝えてくれ、心を打たれました」と、交際を決意した瞬間を明かした。

　交際５年の区切りとして、肉好きなことから昨年９月２９日（肉の日）に入籍。既に都内で同居、新婚生活に入っている。結婚式については「今年か来年にフランスで、彼の家族と一緒に行いたい」と計画している。

　Ｍｅｔｉｓの３１歳の誕生日の翌日である今月２９日には東京・渋谷でデビュー１０周年＆生誕祭ライブを予定。記念日をさらに彩る幸せ報告が聞けそうだ。