ドクター・中松、がん公表…余命1年半

 発明家のドクター・中松氏が86歳の誕生日を迎えた26日、都内で会見し、前立腺導管がんであることを公表した。昨年末に余命2年と宣告されたという。前例の少ないがんで、治療法も見つかってないといい、「自分自身の体を使って、がんの新治療法を完成せにゃいかん。僕の最後の発明になる」と病と向き合う覚悟を示した。

 お祝い気分に包まれるはずのバースデーに、衝撃報告が飛び出した。白衣にミッキーマウス柄のちょうネクタイで登壇した中松氏は、「今日は特別な話をしたいと思ってます。悪性がんで、専門の医者から『生きるのは来年の年末まで』と言われました」と切り出した。

 7度目となった都知事選への、出馬表明後の昨年12月、健康診断を受けて「体の一部の細胞も検査した」結果、前立腺導管がんが見つかったという。余命宣告をされた心境を、「大変なショックです。健康には注意して、144歳までは生きるとまい進してたので」とジョーク交じりに打ち明けた。

 中松氏によると、国内での治療実績がほとんどないがんだというが、「治療法がないのなら、手術したってしょうがないし、自分で発明するしかない。私自身の体を使って、前人未到の研究をやっていく」と前向きに宣言。「来年死ぬという医者の予測をくつがえす発明をして、ルーズベルトゲームで、8対7で勝ちます」と、発明家魂を燃やした。

 がんの新治療法の発明以外にも、「次世代乗り物発明」や「後生への発明法の伝授」など、残された人生での5大目標を発表。命のリミットを告げられた86歳とは思えないほど、中松氏の言葉は熱を帯びていた。

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