【上田まりえ 54】メジャーリーガーの生のお尻を見ちゃった…大変立派なものでした

 「野球まりえのメジャーリーグ観戦記」も今回が最後!ニューヨーク、そしてヤンキースタジアムの余韻は、帰国から3週間がたった今も消えることがありません。鮮明に思い出されるのは、グラウンドに降り立ったときの感動。体と心が震えたのと同時に、自分の小ささを思い知らされたような気分になりました。

 初日はナイトゲームを観戦。雨で開始が1時間ほど遅れた影響もあり、球場を後にしたのは日付が変わる直前でした。2日目はデーゲームのため、朝10時に球場へ…。そう、メジャーリーグの試合スケジュールはかなりタイトなんです!アメリカとカナダに全30球団。時差がある上に、1シーズンの総移動距離は最低でも地球1周分。天候などにより中止になると、翌日ダブルヘッダーで行われます。観戦しているだけの私ですら朝起きるのがつらかったのに…選手たちのタフネスっぷりに、心から尊敬の念を覚えました。

 試合の前後、ロッカールームにメディアが入って取材ができることにも驚きました。「Hi!」「How are you?」と、まるで気の合う友人のように笑顔で言葉を交わすのです。試合前でもしっかり時間を取り、記者からの質問に真摯(しんし)に答えていました。ヤンキースでは、球団が選手に向けてメディア対応の研修を行っているそう。どちらが上ということはなく、互いを尊敬し合う。これぞ、プロフェッショナルの仕事ですよね。

 もっと驚いたのは、シャワールームから腰にタオルを巻いて出てきた選手が、記者の目の前で普通に着替えること!何人かの生のお尻を見ちゃったのですが…筋肉のつき方や形の美しさが芸術的。目を閉じれば脳裏に浮かぶほど、大変立派なものでした。

 現地で観戦して思ったのは、すべてが一流であるということ。プレーはもちろん、エンターテインメントとしても一流。観客も楽しみ方を知っている上に、見る目が肥えている。スポーツが文化として成熟している様を、肌で感じることができました。

 ポストシーズンに入り、日に日におもしろさが増しているメジャーリーグ。今からでも間に合います!ぜひ、「ワールドスポーツMLB」(NHK BS1)とあわせてご覧ください!

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