暦の上では秋になったのに、残暑が厳しい今日このごろ。北海道・釧路での遠征から帰ってきたばかりの夫が、寒暖差にやられてしまったのか、高熱を出して倒れてしまいました。出会ってから７年が経ちますが、こんなことは過去にも一度だけ。体がとっても丈夫で、いつも私が看病をしてもらっている方だったのに…！私が豊田市に帰っている日だったのが救いでした。東京で仕事をしている日だったら、きっと心配で仕事どころではなかったと思います。

　夫はとてもわかりやすい人。明らかに口数が減って、見るからに元気がなくなっているときは、お腹が空いたというサイン！栄養を補給した途端、瞳に輝きが戻り、何事もなかったかのように生き生きと動き出します。

　今回はその逆でした。いつも食事を多めに作っても、全部たいらげてくれるのに、私よりも食べる量が少ない！「これは異常事態だ！」と、夫をベッドに寝かしつけ、様子を見守りました。体温が４０度を超えている状態が半日以上続き、顔を赤くして苦しんでいる夫を見るのは、本当に心が苦しかった。やっぱり、健康が一番！元気でいてくれることが、何よりもうれしくて、安心することだと身に染みて感じました。東京と愛知。日ごろ離れて暮らしているからこそ、なおさらです。

　４０度を超える高熱であるにもかかわらず、病院で行った検査ではすべての数値が平常値中の平常値！日ごろ運動をしているだけあるなぁと、妙に感心してしまいました。お医者さんもびっくりしていたそうです。翌朝、何事もなかったかのように熱も下がり、スッキリとした表情の夫とは対照的に、ゲッソリとした顔で東京へと向かった私。そんな今週の始まりでした。

　ちなみに、夫が寝込んでいた日は、ラグビートップリーグの開幕当日。一緒に豊田スタジアムへ観戦に行く予定を立てていて、とても楽しみにしていたんです。高熱にうなされながら、「コラムのネタにもなると思っていたのに…行けなくてごめんね」と言う夫。そんな状況で、このコラムのネタのことまで心配してくれるなんて…！きっちり、ネタにさせてもらいました。夫よ、ありがとう。