初期人類に衝撃事実?ベルギーの洞窟で発見された骨を分析 認められた痕跡から浮かんだ可能性

 初期人類が人食いだった可能性があるという。ベルギーのゴイエ洞窟で発見された骨を分析した結果、4万5000年前にネアンデルタール人が「外部グループの女性や子供」を標的にして共食い(食人)をしていた可能性が高いことが明らかとなった。

 調査によると、犠牲となった6体は子供2人と若い女性4人で、調理された後に食されたとされ、実行者は別のグループのネアンデルタール人である可能性が高いものの、初期のホモ・サピエンス(現生人類)が関与した可能性も否定できないとしている。

 フランス国立科学研究センターの研究責任者イザベル・クレヴクール氏は「女性と子供のみで成人男性がいない構成は偶然ではありません。人食い集団による犠牲者の意図的な選別を反映しています」と述べた。

 19世紀に初めて発掘されたゴイエ洞窟は、北ヨーロッパにおけるネアンデルタール人に関する重要な手がかりを明らかにしてきており、2016年の研究では、洞窟で発見された101点の骨のうち3分の1に、切り傷や刻み跡といった人食いの痕跡が認められた。そして最新研究では遺伝学、同位体分析、形態学の詳細な調査を組み合わせ、食人被害に遭ったネアンデルタール人の生物学的肖像を描き出したかたちだ。

 DNA分析により、4体の成人および青年期の犠牲者は小柄な女性とされ、骨を砕いて高カロリーの骨髄を抽出するために施された円形の打撃痕(パーカッション・マーク)の証拠が確認された。

 同研究の共著者でベルギー王立国立科学研究所のパトリック・セマル氏はこう述べている。「この結果は、中石器時代末期における集団間の対立の可能性を示唆しています。この時期はネアンデルタール人の集団が衰退し、ホモ・サピエンスが北欧で急速に拡大していた時代です」「人食いの実行者がホモ・サピエンスであった可能性も否定できませんが、我々はむしろネアンデルタール人であったと考えています。断片化した骨の一部は石器の修正にも使用されており、この慣行は主にネアンデルタール人に見られるものです」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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