ジェームズ・キャメロン監督、大物俳優への『アバター』主演オファー&「10%の取り分」を否定
ジェームズ・キャメロン監督が、マット・デイモンに『アバター』での主演を正式オファーしたという話を改めて否定した。マットは過去に、2009年公開の同作の主演を断ったことで「莫大な金額を逃した」と語っていたが、キャメロン監督は「そもそも正式なオファーは存在しなかった」と強調している。
キャメロン監督は米ハリウッド・リポーターの取材に対し、当時マットとの話し合いはあったものの、脚本を送ったかどうかも定かではなく、具体的な交渉には至っていなかったと説明した。電話での会話では、マットが「あなたと映画を作ることには興味があるし、監督として尊敬している。しかし『ボーン』シリーズの撮影と重なってしまい、どうしてもそちらを優先しなければならない」と伝えたという。監督は「役の話に踏み込む前の段階で、単にスケジュールを確認していただけ」と振り返っている。
一方で、近年ネット上で拡散している動画の中で、マットは「キャメロン監督から『アバター』の10%を提示された」と発言。2002年公開の『ボーン・アイデンティティー』撮影中だったため断ったとし、「こんなに大金を断った俳優はいない」と冗談めかして語っている。監督からは「この映画はスターを必要としない。作品そのものが主役だ。ただ、もし出演するなら10%を渡す」と言われたとも明かした。
『アバター』は公開後、世界興行収入29億ドル(約4500億円)を突破し、史上屈指の大ヒット作となった。もし「10%の取り分」が本当に存在したなら、マットは莫大な利益を得ていた可能性がある。しかしキャメロン監督は、この取り分についても「そのような契約が提示されることはなかった」と断言している。
(BANG Media International/よろず~ニュース)
