プロレスラー→俳優転身53歳 キャリアの転機となった作品とは 興行的には振るわずとも

 ドゥエイン・ジョンソン(53)が俳優としてキャリアの転機を迎えたという。プロレスラーから俳優に転身したドゥエイン、実在の総合格闘家マーク・ケアーを演じた新作映画「ザ・スマッシング・マシーン」は興行的に振るわなかったものの、同役が自身を完全に変えたそうだ。

 ハリウッド・リポーター誌のポッドキャスト「アワード・チャッター」でドゥエインはこう語る。「『ザ・スマッシング・マシーン』は、その作品が象徴するものゆえ、予想だにしなかった形で私の人生を完全に変えた」「この作品は私にとって、自分の直感、本能、心の小さな声に耳を傾けることの象徴だ。人生の中で、自分が何かを成し遂げられると信じつつも、確信が持てない時がある。そんな時、周囲の人々が『君ならできる』と背中を押してくれるのさ」「『ザ・スマッシング・マシーン』はまた、私が長年待ち望んでいたキャリアの転機でもある。(初主演作の)『スコーピオン・キング』公開から20年以上経った今、初めて自分自身に挑戦し、心を開き、未知の領域へ飛び込み、変貌を遂げるための映画を作ったんだ」「興行収入のことなど、一度も考えたことはない」

 ドゥエインはこう続ける。「興行成績が振るわなかった、あるいは期待したほどではなかったとしても、それで構わなかった。なぜならこれは純粋に自分自身のために成し遂げたことだったからだ」「一人っ子だったからかもしれない。子供の頃や10代で起きた出来事、立ち退きから2ヶ月後に母が自殺を図り、私が高速道路の真ん中から彼女を引きずり出したこと、数えきれないほどの出来事を映画の中で探求したいとは思わなかった」「『ジュマンジ』や『モアナと伝説の海』といったハッピーエンドの、大規模で楽しい映画を撮ってきた。今でも、そういう映画は大好きだけどね」「けど、今回の作品で表現したのは、『待てよ、私は、物語を語るという、自分が好きなことをできるだけでなく、色々な過去の経験もすべて、作品として活かせる場所にいる』ということだった」

 そんなドゥエインは同新作について「一生一度の経験だった」として、マーティン・スコセッシ監督やダーレン・アロノフスキー監督との今後のプロジェクトに活かしてくと宣言していた。

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