人気ヴァンパイアドラマ出演俳優 ファン同士の論争にうんざり「テレビ業界を離れ起業家になった理由の一つ」

 俳優のイアン・サマーホルダー(46)が、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」の一部ファンに嫌悪感を抱いていたという。2009年から2017年まで放送されたティーン向け恋愛ホラードラマシリーズでヴァンパイアのデイモン・サルバトーレを演じたイアン、ファン同士がオンライン上で言い争う事態に不満を感じていたそうだ。

 新刊「アイ・ワズ・フィーリング・エピック:アン・オーラル・ヒストリー・オブ・ザ・ヴァンパイア・ダイアリーズ」でイアンはこう話す。「僕はデレナ(デイモンとニーナ・ドブレフ演じるエレナ・ギルバートの関係)の大ファンだった。でもファンダムが人を攻撃し、本当に意地悪になってしまう力を持っていることに気がついた。『待ってくれ。これは架空のドラマの架空のキャラクターだ。現実で他人に意地悪するなんてありえない』って感じだった。ファンダムについての自分の見方が変わったよ」「人々がお互いに意地悪をするのは嫌いだ。それは社会にとって有害ながんでしかない」

 「ファンダムがどれほどダークになるかに嫌悪と苛立ちを感じた」というイアン、「僕たちはただ深く心に残る物語を伝えたかっただけ。社会について多くを学んだよ」「自分がテレビ業界を離れ起業家になった理由の一つさ」と続けた。

 そんなイアンは、同ドラマのシーズン3終了後に降板を希望していたという。自身のキャラクターの方向性に幻滅したとして、同本で回想している。「デイモンの展開に本当に腹が立って、ある時アトランタの(番組のクリエイターの)ジュリー(プレック)のオフィスで向かい合って座り、泣きそうになりながら、実際目頭が熱くなっていたけど、番組を降板したいと伝えたんだ」「本当に腹が立ってね。降板したくなった。なぜなら、もう結末が見えていたんだ。デイモンは主人公の恋愛対象役へと向かっていた」

 しかしジュリー・プレックから懸命になだめられたそうだ。「ジュリーはこう言ったよ。『あなたは番組を去らない。第一に、あなたは主演の一人だし、番組の鼓動する心臓の一部だから。第二に、君は6年契約を結んでいるし、そんなことは起こらない。第三に、心配しないで、キャラクターには深みを持たせるから』って」

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