ハーヴェイ・ワインスタイン 強姦と性的暴行容疑を法廷で否認

 ハーヴェイ・ワインスタインが、強姦と性的暴行の容疑について無罪を主張している。ワインスタインは5日、ニューヨークの大陪審で、2人の女性から訴えに関して改めて公式に否定したが、もし有罪となった場合、最大で25年の懲役となる可能性があるようだ。

 黒のスーツにネクタイという服装でマンハッタンの裁判所にベンジャミン・ブラフマン弁護士と共に出廷したワインスタインは、同意のない性的行為はなかったと主張している。

 ブラフマン弁護士は法廷で、ワインスタインの事件は、有罪判決を下す政治的圧力下での審問という不公平な立場にあると指摘したほか、女性たちに自身のセクハラ体験の告発を促している#MeToo運動の潜在的影響について警告したという。

 また、70人以上の女性に性的不品行働いたとされるワインスタインは、ロサンゼルスやロンドンの他、アメリカ合衆国政府の捜査対象となっており、さらに100万ドル(約1億円)の保釈金を支払う一方で、GPS追跡装置の着用、国外脱出を防ぐためパスポートを提出することを要求されている。

 他にも最近、メリッサ・トンプソンがワインスタインに対する新しいレイプの訴状を提出しており、打ち合わせという名目でホテルの一室に呼ばれた際にワインスタインから無理やりに性的暴行を受けたとされている。その他にも女優のケイトリン・ダラニーも1996年のカンヌ国際映画祭でワインスタインに襲われたと訴えており、同じく女優のラリッサ・ゴメスは2000年にトロントのホテルの一室で迫られたとしている。

 3人の訴えは、ハリウッドで絶大な権力を持つ者の1人であるワインスタインの犠牲者の「何百人もの女性」を代弁する集団代表訴訟の形をとろうとしているようだ。(BANG Media International)

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