ギャリー・ライトボディ うつとアルコール中毒を語る

 スノウ・パトロールのフロントマン、ギャリー・ライトボディ(41)がうつとアルコール中毒に悩まされていたことを告白した。現在はしらふとなって2年が経つものの、過去5年間お酒を大量に飲み続け、うつで最悪の状態となり何もしたくなくなったという。しかし現在は自分を助けるために手を貸してくれた周りの人々に感謝する日々のようだ。

 今年の5月には同バンド7年ぶりの新作『ワイルドネス』をリリースする予定のギャリーはBBCのラジオ番組にてこう語った。「最後のアルバムが出て7年。長かったけどいい気分だ。この作品を作るのには色々とかかってね。時間だけじゃなく自身の内部の何かをかけて、全てを捧げたんだ。だから作品に誇りを持っているし、それについてずっと語り続けることだってできる。きっちりとしたタイミングで作りたかったんだけど、その時期は最近まで訪れなかったんだ。曲は作っても詞が追いつかない。作詞はずっと長くかかってしまうからね。今までよりもずっと深く掘り下げたかったんだ。今まで語ったことのないような内容をね。ちょっと重たい話題もあるけど、アルバムとして全部が重いわけじゃない。かなり希望を持たせたつもりだよ。アルバムは深い魂の探求といった類さ、僕は子供の頃からうつを患っていたし、父はここ数年認知症でね。他にも僕はアルコール中毒だったけど、ここ2年はしらふで、こんな話題も冷静に希望を持って語ることができる。そういったポジティブさをアルバムで聴いてもらえればと思う」

 そして、最近の断酒経験についてギャリーは、「酒をやめることはとてつもなく困難だった。アルコールは心の支えだったし、酔うと何も考えずに済む。リハビリなんかはしなかった。僕はアイルランド人には難しいとされることを達成したんだ。大変だったけどセラピストが手助けしてくれてね。今は、はり治療をしていてこれは効くよ。LAに凄い鍼炎師がいて、彼女が僕を一番に助けてくれた友人の1人さ。瞑想の仕方も教えてくれたよ」と明かし、自分の最悪のうつ状態の時に手を差し伸べてくれた友人全員に感謝しても仕切れないとして、「うつはあらゆる気力を奪うんだ。僕が結局唯一効果的だと思ったのは他人の手を借りること。たくさんの人に助けられたんだ。彼らの心に感謝しているよ」と続けていた。(BANG Media International)

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