パリス・ヒルトンの弟が逮捕される
パリス・ヒルトンの弟コンラッド(20)が3日、昨年夏に国際線内で起こしたもめ事が原因で逮捕されたようだ。
コンラッドは昨年7月「ロンドンからロサンゼルスへ向かうフライト中に暴れた」うえ、客室乗務員を脅したことで座席に手錠をかけられて座らされていたと言われているが、担当弁護士のロバート・シャピロ氏はその行動が睡眠薬の副作用だったと主張している。
警察側は昨年の8月にはカリフォルニア州パームスプリングスでの交通事故にも関与していたコンラッドがひわいな言葉を叫び、客室乗務員には「お前ら殺してやるからな」「めちゃくちゃにしてやるぞ」「俺はこのフライトの全ての人間の上に立ってるんだ。あいつらはただの小作人なんだよ」と叫んでいたと複数の目撃者が証言しているとTMZ.comに話している。
さらにコンラッドは1人の客室乗務員のシャツを掴み「俺はお前たちを5分以内にクビに出来るんだからな。お前の上司は知ってるんだよ。俺のオヤジがこんなの金でカタをつけるよ。これまでにもやったことがあるからな。オヤジは前回30万ドル(約3500万円)払ってたよ」とも叫んでいたという。
目撃者たちによればその後コンラッドは客室乗務員の顔の近くにあった飛行機の隔壁版を叩いたそうで、マリファナの臭いが漂っていたことからコンラッドがトイレでマリファナを吸っていたとみられたそうだ。
この一件を受けて同機のキャプテンは、着陸までコンラッドを手錠で座席につないでおく許可を客室乗務員に出すに至ったという。コンラッドはその後、搭乗前に睡眠薬を服用したことを認めたというが、さらに自分がいかに客室乗務員を「黙らせてやった」かを「俺はあいつらを30秒以内にクビで出来るって言ってやったんだ」と自慢げに話していたそうだ。
コンラッドの担当弁護士はこの事件が睡眠薬により引き起こされたものであると主張しており、凶暴化を含む副作用を経験した人の報告が数多くあるとしているそうだ。