エリック・バナはコメディ映画への出演を避けているようだ。出身地のオーストラリアでスタンダップ・コメディアンとしてデビューして人気を博した経歴を持つエリックは、ハリウッドのコメディ映画への出演は避けているものの、いつか納得のいく作品へのオファーが来れば出演したいと考えているそうだ。エリックは「ハリウッドに来たばかりの頃は、コメディ映画への出演を避けていたんだ。その頃は誰も僕のスタンダップ・コメディアンとしての過去を知らないから避けるのは簡単だったね。今もそれなりの作品だったらコメディでも構わないって思ってるけど、できるだけシリアスな映画に出演することにしてるんだ」と語る。

　さらにエリックは、最近のハリウッドで高額予算のアクション映画が台頭している風潮を嘆いているようだ。「最近の５年間は壮大なコンセプト、高予算、大作っていう風に何もかも大きくなってきていて、役を得るのが難しくなってるよ。機知に富んだ内容のいい映画が評価されにくくなってるんだ」「最近僕が出演した作品は公開日に誰もがこぞって観に行くタイプの映画じゃないんだ。最近のハリウッドの風潮には頭を悩まされるよ。どんな映画に出演するのがベストなのか迷わされるからね。誰もはっきりした答えは持っていないんだよ。はっきりしてるのは大作が全てじゃないってことだね」

　（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）