トミー・リー・ジョーンズ日本愛に感動

 米俳優トミー・リー・ジョーンズ(66)が18日、都内で米映画「終戦のエンペラー」(27日公開)の来日記者会見とジャパンプレミアに出席した。大の日本通であるジョーンズは、戦後の日本を救おうと尽力したマッカーサー元帥の姿に「感動した」といい、自身と故ダグラス・マッカーサー元帥の日本愛を重ね合わせ熱演。この日も共演の西田敏行(65)らとともに日米の友好の礎を築いた先人に、あらためて感謝した。

 終戦直後、連合国軍最高司令官として日本を統治したマッカーサー元帥を重厚に演じたジョーンズ。熱演の原動力は、日本愛だった。

 当初は見た目が「似ても似つかない」ことを理由に出演をためらっていたが、役柄があまりに魅力的だったために出演を決断。「1番の魅力はマッカーサーが日本の復興のために奮闘したこと。日本を救って平和をもたらそうとする姿に感動しました」と役への共感と作品への思いを明かした。

 自身も来日のたびに歌舞伎や能の公演に足を運び、日本のCMにも出演する日本通。形こそ違うが、マッカーサー元帥同様、日本愛を胸に、日米の架け橋となっている。ジャパンプレミアの舞台あいさつでは、「わたしの国とみなさんの国がどうやって友情を築き上げたか、映画を見て考えて下さい」と日本のファンに呼びかけた。

 熱い演技は共演者をも酔わせた。日本の軍人・鹿島大将を演じた西田敏行(65)は「日本の尊厳を守ってくれたマッカーサー元帥を素晴らしい演技で提示してくれました」とジョーンズの心意気と演技を絶賛。国を越え、俳優同士が心を通わせながら作品を作り上げた。

 主人公ボナー・フェラーズ准将役のマシュー・フォックス(46)と恋人役の初音映莉子(31)は、親交を深めるために2人で映画に行ったことも告白。フォックスは「仲良くなるプロセスも楽しませて頂きました」と友情が愛情になりそうな勢いだった。

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