辰吉節が炸裂、暴れん坊将軍を“KO”

 ボクシングの元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(45)が18日、都内で自身のドキュメンタリー映画「ジョーのあした-辰吉丈一郎との20年-」の完成発表会見に出席した。共同会見となった時代劇スペシャルの主演俳優、松平健(62)とのフォトセッションでは“辰吉節”で暴れん坊将軍を見事にKOした。

 記者会見場となった都内の超高級ホテルでもジョーはジョーだった。いつものジャージーにスリッパ履きで、阪本順治監督(57)と登壇した。

 20年間フィルムを回し続けた同監督は「撮りためたものは1000分。その内の82分で作品を作った」と説明。映画は試合の場面がほとんどなく、現役にこだわる辰吉丈へのインタビューが中心だ。

 「オレもしつこいけど監督もしつこい」と言う浪速のジョーに、阪本監督は「20年間撮りたいと思う顔」と即答。その答えに「ヨシとしよう」とひな壇でもマイペースぶりは変わらなかった。

 この日は映画と同じケーブルテレビ会社が関わっていることから時代劇「顔」と共同会見となり、主演の松平健と2人のフォトセッションも行われた。

 松平から「オーラがあるよね」などと持ち上げられると「普通のおっさんです。無理せんとってください!僕が悪かったです!」。妻のるみさんが「暴れん坊将軍」のファンだと司会者から話を向けられても「(感想は)馬に乗ってるなあくらいで…。ごめんさい!」。予測不能の“辰吉節”にさすがの大俳優もタジタジだった。

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