高橋みなみ 卒業公演で涙のスピーチ

 AKB48の高橋みなみ(25)の卒業公演が8日、東京・秋葉原の専用劇場で行われた。この日が25歳の誕生日のため、生誕祭も同時に行われ船出が祝福された。エンディングで「今日で、やり残したことは本当になくなりました。やり切りました」とスピーチした。アンコールの「桜の花びらたち」では板野友美や前田敦子らOGも一緒に歌い、グループの功労者を送り出した。

 正規のセットリストの最後に自身がセンターを務めた「唇にBe My Baby」を披露しアンコールへ。卒業ソングと位置づけられた「背中言葉」を歌い上げた高橋がスピーチの舞台に立った。「毎日ではありませんが、この劇場に立ち、公演をして、来て下さるファンの皆さまに育てていただきました。本当に感謝しています。特別公演ということで、最後までやりたい曲を全部やらせていただきました。自己満足かもしれませんが楽しかったです。本当に楽しかった」と涙した。

 「ただただ10年、感謝です。最高に幸せでした」とファン、スタッフ、そしてメンバーに感謝した高橋。「14歳から今日で25歳になって。AKBにずっといたいなと思ったけど、いつかは卒業しないといけない時がくる」と前を向き、「10年桜」「桜の花びらたち」を歌った。

 公演終了後は同期の小嶋陽菜、峯岸みなみと再びステージに残り、「すぐそこに座って。見に来たいな。私のことなんて知らないメンバーが出ているAKB48グループであってほしいなと思います」と陰ながらグループを見守っていくことを約束。「明日から高橋みなみとして頑張ります」と最後は高橋らしく、元気に宣言した。

 05年12月のグループ結成時からの功労者ということもあり、劇場の250席に観覧希望が殺到。歴代4位の抽選倍率は252・8倍となった。

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