アイドルグループ・ＡＫＢ４８が７日、千葉・幕張メッセで、アサヒ飲料の缶コーヒー「ＷＯＮＤＡ」の懸賞当選者に向けた「非売品ライブ」を行った。同商品のＣＭソング「大事な時間」で幕開けしたワンダフルなステージに、１万人の幸運なファンは大熱狂。アンコールでは、６月に卒業した大島優子（２５）がサプライズ乱入した。　　　　　　　　　　　　　　

　お金では買えない“プライスレス”なチケットをゲットした幸運の持ち主を、ＡＫＢが全力パフォーマンスでもてなした。高橋みなみ（２３）が「ＷＯＮＤＡ、盛り上がっていこうぜ！！」と客席の１万人をあおると、新曲「心のプラカード」（２７日発売）や「恋するフォーチュンクッキー」などのヒットナンバーをたたみかけた。

　懸賞の応募総数は未発表だが、“狭き門”をくぐり抜けたラッキーなファンに対抗して、メンバーも幸運自慢を展開。横山由依（２１）が「足つぼマッサージで出してもらったハーブティーに、本物のハーブが入ってました！！」と珍自慢に胸を張って天然ぶりを発揮すると、峯岸みなみ（２１）からは「ＷＯＮＤＡのコーヒーのイベントで、お茶の話はちょっと…」とクレームが入った。

　ＡＫＢのコンサートに“必需品”であるサプライズも、しっかり用意されていた。アンコールでは、ステージ上の巨大缶コーヒーから大島が登場。卒業後、２度目のＡＫＢ関連イベント出演で、「ＷＯＮＤＡには私も長年、お世話になってますから。みんなと一緒に飲みたいと思って」と自ら音頭を取って、缶コーヒーでメンバーと乾杯した。

　アイドル業に臨時復帰した大島は、自身のラストシングルとなった「前しか向かねえ」と代名詞である「ヘビーローテーション」を熱唱。レアな非売品ライブに花を添えて、「歌わせてもらって、ありがとうございます！！」と満足げな笑顔を浮かべていた。