AKB“秋元離れ”セルフプロデュース

 AKB48の総合プロデューサー・秋元康氏(55)が22日、公開生放送されたbayfm「bayfm meets AKB48 8th Stage~TRY~」で、AKBグループの未来像を明かした。12月8日で初公演から8年。渡辺麻友(19)らメンバー8人と登場した秋元氏は「長くみんなが楽しめるグループにしたい。作詞、作曲、選曲、アレンジも彼女たちがやっていくと思う」と、セルフプロデュース路線への転換を示唆した。

 観客7人でスタートした05年12月8日のAKB初劇場公演から8周年を目前に、秋元氏が“未来予想図”を披露した。「これからは彼女たちがAKBを作っていくことになる」。これまでの“大人”主導の路線から“親離れ”したグループへの転換を示唆した。

 今月10日に行われたドラフト会議もそのための布石の一つで「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨かれない」と、候補生の発掘と成長をメンバーの手に委ねた。育成面だけでなく、ゆくゆくはメンバーの手による楽曲製作をも望んだ。

 大きな期待を寄せるのは、メンバーの成長があってこそ。「今、AKBは第2章。メンバーの成長が一番大きい」と認めた。これまでは楽曲のこと、イベントことなどを周囲のスタッフに指摘、相談していたが、今ではメンバーに聞くことが増えたという。

 人気継続のためにはこれからもメンバーの成長は欠かせない。峯岸みなみ(21)を見やり、「剛力ダンス、来たよね~」と剛力彩芽(21)のコミカルなモノマネを絶賛し、“バカセンター”の川栄李奈(18)には「バカってだけでチャンスをつかんだ」とニヤリ。チャンスはどこにでも転がっていることをあらためて強調していた。

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