【山田美保子のミホコは見ていた!】「夏の紅白」を見事に仕切った二宮和也のMC力とコミュ力

 人呼んで「夏の紅白」。8月15日に放送された「NHK夏の音楽祭 うたであえたら 2026」のMCを北川景子やMrs.GREEN APPLE(以下、ミセス)の大森元貴と共に務めた二宮和也に対し、各所から改めて称賛の声があがっている。

 北川とは2022年に公開された主演映画「ラーゲリより愛を込めて」で共演。そして同作の主題歌「Soranji」を担当したのがミセス。以来、意気投合した大森は二宮を「芸能界のお兄ちゃん」と呼んでいる。23年、ミセスが「第74回NHK紅白歌合戦」に初出場を決めた際にも二宮はXで祝福し、話題となった。

 そんな3人が醸し出す和気藹々とした雰囲気は、確定時間やセットチェンジなどに追われ、何かとピリピリしがちなスタッフらにも好影響を与え、結果、アーティストたちの最高のパフォーマンスへと繋がったのである。

 二宮MCの番組と言えば、長年親しまれた「ニノさん」(日本テレビ系・26年2月終了)や、「ニノなのに」(TBS系)に加え、今年1月と7月に放送された「クイズ$ミリオネア」(フジテレビ系)が記憶に新しい。言わずと知れたMCの名手・みのもんたさんの後を引き継ぎ、27年元日の放送も決定している。

 こうした番組にやってくる大物ゲストを独自のニックネームで呼んで瞬時にリラックスさせ、意外な一面を引き出し、結果、楽しませて帰らせることができるのが二宮。バラエティ慣れしていない若手にも漏れなく声をかけ、緊張を解き、短期間で人気者に仕立て上げる術は、中居正広さんに通じるところもある。

 今夏、各局が放送してきた音楽特番同様、「うたであえたら」でも目立っていたM!LKを「ニノなのに」でイジり倒し、全員をバラエティでもイケるアイドルに成長させたのも二宮と言っていい。

 若手だけではない。28日、「金曜ロードショー」(日本テレビ系)にて本編ノーカットで地上波初放送される二宮の主演映画「8番出口」で歩く男を演じた“おじさん”こと河内大和は、イベントなどで二宮が「おじさんがレッドカーペットを歩いた」と度々話したことに「無名の私を盛り立ててくれた」「本当に優しい人」と振り返っていた。

 こうしたアプローチや良きイジりを「うたであえたら」の出場歌手にもやってのけた二宮。北川や大森と振りをキメた「好きすぎて滅!」や、歌手として宮本浩次とコラボした「今宵の月のように」も見応えがあった。

 最強のMC力とコミュ力。本家「紅白」の登板も期待してしまう。二宮無双は今後も続きそうだ。

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