杏 市川團十郎&新之助親子のドキュメンタリー映画のナレーション「恐縮とうれしさ」
俳優の杏(40)が、歌舞伎俳優の市川團十郎(48)と市川新之助(13)の親子同時襲名披露公演の舞台裏を記録したドキュメンタリー映画「襲名」(9月25日公開)のナレーションを務めることが29日分かった。
杏の起用は三池崇史監督(65)たっての希望。杏は「世界からも注目されている日本にとってとても大きな文化を題材にしたドキュメンタリーのナレーションの大役をいただいてよいのだろうかという気持ちと、三池監督にぜひと言っていただき、恐縮しながらも、うれしい気持ちがありました」とオファーの際の心境を振り返った。
今作では3年以上の撮影を敢行して「継承」と「個」の葛藤が描かれ、9月の第83回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門に正式出品される。
三池氏は「感動の押し売りにはヘドが出る。過度な演出は十三代目團十郎と八代目新之助には必要ない。そんな映画を、『優しさ』と『強さ』と『しなやかさ』でそっと包んでほしかった。ならば杏さんしかない」と起用の意図を説明し「傑作が生まれた」と杏に感謝。團十郎も「とても素晴らしかった。淡々とする中で品格の良さがある」と賛辞を贈った。
杏は「フランスでの日本ブームの中、この映画を通していろんな方々が歌舞伎や日本を知りたいと思ってもらえたら。(フランスで)公開するのも楽しみ」と胸を高鳴らせている。
