「テレビに救われた私が、今度は誰かを元気づけたい」 幼少期は香川で過ごした望月陽茉莉アナ 記者、キャスター、ミュージカル…夢を追い続ける2年目
四国にゆかりのあるアナウンサーを月イチで紹介する「四国アナVOICE」。第2回は、岡山、香川を放送エリアとするRSK山陽放送の望月陽茉莉アナウンサー(24)が登場。今春から「RSKイブニングニュース」の水、木曜キャスターを担当し、ラジオ「天神ワイド朝」の火曜日にも出演。幼少期を香川で過ごし、昨年はRSKが主催する市民ミュージカルにも出演するなど、多彩な活躍を見せる2年目アナウンサーに話を聞いた。
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-アナウンサーを目指したきっかけを教えてください。
「10歳の時に体調を崩して入院生活を送りました。学校にも通えず、病室で毎日テレビを見ていたんです。自分は毎日同じ景色を見ているのに、テレビの中では新しい出来事や景色を届けてくれて、本当に元気をもらいました。テレビに救われたという思いがあります」
(続けて)
「その後、高校時代には教育番組に出演する機会がありました。『いつも番組を見て元気をもらっています』と言っていただいたことがすごくうれしくて、今度は私が言葉で誰かを元気づけられる仕事がしたいと思うようになりました」
(続けて)
「大学時代には元NHKアナウンサーの先生がいる朗読教室に通い、『アナウンサーになってみないか』と勧めていただきました。その一言が大きな転機になりました」
-現在担当しているニュースやラジオの魅力は。
「ニュースでは記者として取材に行き、自分で原稿を書き、それを自分で伝えることができます。現場で見て、聞いて、感じたことを自分の言葉で届けられるのが本当に楽しいです」
(続けて)
「一方でラジオは、リスナーの皆さんとの距離が近い媒体です。届いたメッセージにその場で答えたり、番組の相方である国司憲一郎アナウンサーとの掛け合いがあったり、自分らしさを一番出せる場所でもあります。テレビとラジオの両方を経験できる環境はとても恵まれていると思います」
-幼少期を過ごした香川への思いは。
「1歳半から幼稚園まで高松で過ごしました。4歳で始めたダンスも香川です。幼稚園の先生や友人とは今でも交流が続いていて、高松でイベントがあった時には先生が会いに来てくださいました」
(続けて)
「私にとって香川は第二のふるさとです。岡山に住んでいますが、放送エリアは岡山と香川。どちらの魅力ももっと多くの人に伝えていきたいと思っています」
-サッカー好きとしても知られています。
「母の影響で小さい頃からサッカーが大好きです。全国いろいろなスタジアムへ観戦に行きました。今年はファジアーノ岡山の中継でピッチリポーターも担当させていただきました。アナウンサーを目指した頃から『Jリーグに関わる仕事がしたい』という夢があったので、ピッチサイドに立てた時は本当にうれしくて、終わった後に涙が出るくらい感動しました」
-昨年は市民ミュージカルにも出演しました。
「子どもの頃から舞台に立つことが大好きで、劇団四季などで活動していました。でもアナウンサーを目指すと決めた時に、舞台に立つことはもうないと思っていたんです」
(続けて)
「ところがRSKはミュージカルにも取り組んでいて、昨年出演させていただきました。採用試験の時から『ミュージカルはありますか』と聞いていたくらいなので、本当に夢のようでした。キャスターもラジオもミュージカルも経験できる放送局は全国でも珍しいと思います」
-いつも身に着けているネックレスには特別な意味があるそうですね。
「アナウンサーになるきっかけをくださった朗読教室の先生から、就職活動の時にいただいたネックレスです。大切な仕事の時には必ず身に着けています」
(続けて)
「神奈川へ帰省した時には先生に会って近況を報告していますし、『元気に頑張っているね』と励ましていただくことが今でも大きな支えになっています」
-今後の目標を教えてください。
「いつか自分で企画した特集を取材して、自分で原稿を書き、自分で伝えられる記者兼キャスターになりたいです。1~2分のニュースだけではなく、8分くらいの特集を任せてもらえるような記者を目指しています」
(続けて)
「今でも本番前は手が冷たくなるほど緊張します。でも岡山、香川の皆さんに地域の魅力や出来事をまっすぐ届けたいという気持ちは変わりません。一歩ずつ経験を積み重ねながら成長していきたいです」
-最後に大切にしている言葉を教えてください。
「『転ぶなら前向き』という言葉と、スペイン留学中に学んだ『悪い時こそ笑顔で』という言葉です。そして最近は宮根誠司さんからいただいた『大いなる不器用であれ』という言葉も大切にしています。不器用でも目の前のことを一つ一つ積み重ねながら、これからも地域の皆さんに寄り添うアナウンサーでありたいと思っています」
◇望月陽茉莉(もちづき・ひまり) 2001年9月24日生まれ。神奈川県出身。慶大卒。在学中にスペイン留学も経験。25年4月、RSK山陽放送にアナウンサーとして入社。現在は「RSKイブニングニュース」やラジオ「天神ワイド朝」、「春川正明の朝から真剣勝負」を担当。4歳から続けるダンスが特技。劇団四季子役として活動した経験を持つ。趣味はサッカー観戦。
