歌舞伎界のプリンス、こども記者の質問に絶句 市川團子がスーパー歌舞伎「もののけ姫」公開舞台稽古
歌舞伎俳優の市川團子(22)、中村壱太郎(35)、中村時蔵(38)が2日、都内で、スタジオジブリの名作アニメ映画をスーパー歌舞伎化する「もののけ姫」(3日~8月23日、東京・新橋演舞場)の公開舞台稽古を行い、それに先だってそれぞれアシタカ、サン、エボシ御前の役衣装で取材に応じた。
この日は小学生新聞、中高生新聞も取材しており、小学生記者の「子供でも歌舞伎を楽しめるためにはどのようなことを知っておいたらいいのでしょうか」、「歌舞伎の魅力はどんなところにあるのでしょうか」という本質的な質問に、3人とも思わず絶句。
時蔵に「一番中学生に近いからね、アナタが」と指名された團子は「まずはツケに注目してほしい。お客さまの方から見て右側にツケ打ちさんという音を出す方がいらっしゃるんですけど、サンがこうやってやった時(見えを切る)とか、アシタカが登場した時に、かっこよくするために音をパンと入れる物がある。これがカッコいいものだということを知ってもらって、ツケで、かっこいいシーンがあったらいつでも拍手をしていいということを知ってもらったらいいと思います」とアドバイス。「歌舞伎は庶民芸能なので、お客さんと舞台の人が一緒に盛り上がることが大切な演劇です」と説明した。
壱太郎は具体的に見えを切ってみせ、続けて歌舞伎の魅力を「化粧とか衣装とか舞台の装置がすごく豪華です。そういったところに注目して、見終わるまでに何か推しを作って、みんなで誰がカッコ良かったなという話をしてくれたりするとうれしい」と勧めた。
中学生記者は「歌舞伎が難しそう、まだ見たことがない」という中学生へのおすすめポイントと、作品のメッセージを質問。時蔵は「歌舞伎が難しいと思われる理由は、何を言ってるか分からない、ストーリーが分かりづらいというところだと思います。なので、入りとして『もののけ姫』という非常にストーリーが分かりやすいところから入るのはいいと思います。『もののけ姫』は非常に社会的なメッセージ性のある作品で、歌舞伎もそこは崩さずに採り入れております」と回答。
「どのように感じていただいてもかまわないけれども、これを見て古典の歌舞伎にも興味をもってほしい」と期待した。
