Cloud ten グループ活動にかける高学歴メンバー 東大、京大を休学してでも追いかける夢 阿部晴仁は「僕は退学しました」
秋元康氏総合プロデュースのシアターボーイズプロジェクト「Cloud ten」の小峯佑斗、松尾帆高、阿部晴仁が、アイドルとしてのスタートを切った。4月に30人のメンバーがお披露目され、イベントでのパフォーマンスで経験を積んできた。8月には東京・ダイバーシティ東京プラザ6階に専用シアターが開場予定。3人が活動への思いを語った。
決意をもってプロジェクトに挑戦してきた。お披露目の際にも高学歴メンバーが在籍することで話題になったが、京都大学を休学して活動に専念している松尾は「京大というキャリアを捨てたわけじゃない」と語り、「休学なら現役京大生のままでいられるから、それは強み」と胸を張った。
小峯はオーディションを受け始めるタイミングで東京大学を休学した。「周りの学生が就活を始めた時期と重なって最初は不安だった」と打ち明け、「でも、夢を追いかけて、やり尽くしたと思えるところまでいってみたかった」とアイドルになることを諦めきれず応募に踏み切った。
一方、阿部は「僕は退学しました」と明かした。「だいぶ思い切った決断でした。もしもダメだったら、ということはあまり考えなかった」と退路を断っての参加となった。
3人とも共通してアイドルや音楽に対して憧れを持っていたことが、オーディションを受けるきっかけで見事に勝ち抜いた。
AKB48など大きなガールズグループを生み出した実績がある秋元氏のプロデュースということにも突き動かされた。阿部は「自分はダンスなど未経験だったが、人柄をよく見ていただいた。個性を大事にしてもらえた」とオーディションを振り返った。
松尾は「自分もワクワクしている。秋元康先生のボーイズグループってどんな感じだろうかと、ファンの方にもワクワクしながら見てもらえる」と期待。小峯は「コンセプトは成功していくストーリーを大事にしている。専用シアターもボーイズではあまりない。新しい風を吹かせられる」と自信をのぞかせた。
ただ、秋元氏自身も認めるようにボーイズグループの世界はすでに飽和状態。勝ち抜くためにはグループとして特色を見せる必要がある。8月に開場する専用シアターは一つのカギとなる。阿部は「生で見て熱を感じてほしい」と呼びかけた。
松尾も「常設のシアターで、リアルでファンの皆さんとお会いしたい」と語れば、小峯は「自分たちはまだ技術的には未完成。でも、成長して上がっていくところをノンフィクションで見てほしい」と熱望。“目撃できる”アイドルとしての物語が動き出す。
◆阿部晴仁(あべ・はると)12月27日生まれ。宮城県出身。特技は登山(富士山、奥穂高岳、ヒマラヤトレッキング)、ビートや楽器など音の重なりを聞き分けられる。趣味は、お風呂など個室で歌うこと。身長170センチ。血液型O。
◆小峯佑斗(こみね・ゆうと)9月19日生まれ。東京都出身。特技はギターの弾き語り、勉強(東京大学文学部社会学科)、英語(TOEIC920点)。趣味は長風呂、ラーメン爆食、選挙観戦、地図を眺める。身長172センチ。血液型B。
◆松尾帆高(まつお・ほだか)10月1日生まれ。兵庫県出身。特技は振り付けを覚える、ネットミームに詳しい、メーク、大食い。趣味はコンビニのパンを食べる。長所は何でも楽しみながら真面目に取り組める。身長162センチ。血液型O。
◇ ◇
Cloud tenは、昨夏から全国規模でオーディションを開始。次世代を担う才能の発掘・育成に取り組んできた。グループ名には「『最高の幸せ』を意味する『Cloud nine』を超える」という思いが込められている。
オーディションを勝ち抜いたのは30人。8月に東京・お台場の「ダイバーシティ東京プラザ」6階に約300席の専用シアターをオープン予定で、グループのホームグラウンドであり、ファンがメンバーに会える場所となる。
秋元氏はコンセプトに「ゼロから目撃できるアイドル」を掲げ、活動方針として日常的に劇場公演を開催するため「何チームかに分かれる」という。将来的にはチーム制での活動も想定している。
6月はお披露目イベントを各地で行っており、今後は27日にラゾーナ川崎プラザのルーファ広場、28日に埼玉・ステラタウンのメローぺステージで開催。プロジェクトとして、最終的にはアリーナやドームでの公演を目指していく。
