出演作が途切れない赤間麻里子の魅力 山田美保子氏コラム

 【山田美保子のミホコは見ていた!】

 4月期の連続ドラマが最終章に突入し、同時に7月期の連ドラ情報が続々と解禁されている。今田美桜がテレビ朝日系ドラマ初主演を務めることが話題の「クロスロード~救命救急の約束~」の豪華共演者が8日、一挙に発表され、船越英一郎、戸次重幸、小雪らの中に赤間麻里子の名を見つけた。

 2024年度前期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」以来、「アンメット-ある脳外科医の日記-」(カンテレ・フジテレビ系)、「ビリオン×スクール」(フジテレビ系)、「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」(テレビ東京系)など話題作にゲスト出演。同年10月期の「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)からは掛け持ちするクールを含めて7クール連続で出演し、今期も「田鎖ブラザーズ」(TBS系)で刑事課長を好演している。

 その縁で5月10日には横浜水上警察署(神奈川県)の一日警察署長に就任。8月で56歳になる遅咲き女優の一人だが、一気に開花し、各局のプロデューサーからの指名が後を絶たないのだ。

 ブレイクのきっかけは、2023~2024年にかけてクリエイター集団「こねこフィルム」のショートドラマ「年齢確認」シリーズがSNS上で2億回超えの大バズリをしたこと。コンビニでワインを買おうとして未成年扱いされたことで徐々に身も心も若返っていく中年女性を見事に演じきった赤間は、確かな演技力が多くのプロから認められるようになっていったのである。

 母親役がハマる年代だが、「田鎖~」のようなキャリアウーマン役もイケる一方、成田凌や沢尻エリカと共演した映画「#拡散」や16年ぶりに出演した舞台「社会で生きる動物」では深い絶望や計り知れない喪失感、不条理な現実の中で複雑な感情を抱える女性を好演。「年齢確認」から赤間のファンになった者たちを大いに驚かせたものだ。

 30代で、「育児を完璧にやりたい」と3人の子供たちと向き合うために演技の仕事から離れていたことも今となっては間違いなく芸の肥やし。

 19歳から10年間在籍していた「無名塾」の主宰者、仲代達矢さんは、「赤間は食えるような美人じゃないし、びっくりするほどの才能もないから、まぁ60歳ぐらいまで情熱を燃やし続けられるエネルギーがあったら売れるかもね」と言っていらしたそうだが、本当にその通りになった。

 出演映画「仏師-BUSSHI-」や「しびれ」の公開も待たれる赤間麻里子は羽ばたき続ける。

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス