中村獅童「子連れ狼」熱演 昭和の大スターで叔父・萬屋錦之介さん代表作に挑戦 豪快な殺陣や美しく変化する照明で魅了
歌舞伎俳優の中村獅童(53)が主人公の拝一刀役を演じ、共同演出も担当した新作歌舞伎「子連れ狼」が、3日に開幕した東京・歌舞伎座「六月大歌舞伎」(25日まで)昼の部で上演された。
昭和の大スターで叔父の萬屋錦之介さんゆかりの6月の歌舞伎座で錦之介さんの代表作を演じる獅童は、先月19日の記者会見で「燃え上がる気持ちが湧き上がった」と語った通り気合十分だ。
京都から映画監督の井上昌典氏と照明の奥田祥平氏を招き、「アザだらけになる予感がしている」との予告通り、水しぶきを上げる豪快な殺陣や美しく変化する照明で魅了。一刀と大五郎(獅童の息子・中村夏幹)やラスボス柳生烈堂(中村錦之助)のビジュアル、往年の主題歌と音楽、箱車など昭和版の美学もしっかり踏まえた令和版に、首都圏を直撃した台風を押して来場した観客から大きな拍手が送られた。
