五十嵐淳子さん急死に夫・中村雅俊悲痛 結婚49年目、理想の夫婦「現実を受け止めることができません」
俳優・中村雅俊(75)の妻で俳優の五十嵐淳子(いがらし・じゅんこ、本名中村淳子=なかむら・じゅんこ)さんが4月28日、死去した。73歳。埼玉県出身。中村の所属事務所「ノースプロダクション」の公式サイトで発表された。中村がデビュー2年目だった1975年、ドラマ「俺たちの勲章」で共演したのをきっかけに、77年に結婚。おしどり夫婦として知られた。最愛の妻に先立たれ、中村は「今はその現実を受け止めることができません」と沈痛な胸中を明かした。
清純派アイドルとして人気を博し、中村と理想の夫婦として歩んできた淳子さんが旅立った。
公式サイトでは「急病により永眠いたしました」と報告され「あまりに突然の出来事に、ご遺族一同、未だ深い悲しみの渦中におります」と、つづられた。
1952年9月20日生まれ。高校在学中にスカウトされ、中退。70年に五十嵐じゅんの芸名でデビューした。72年、NHK大河ドラマ「新・平家物語」で清盛の初恋の相手役に抜てきされ、清純派タレントとして売れっ子に。75年に五十嵐淳子に改名。同年に渡辺邦彦監督の映画「阿寒に果つ」で主演を務めた。77年に中村と結婚し、しばらく女優業を休業していたが、88年に復帰した。
「理想の夫婦」アンケートの常連で、元俳優の中村俊太さん(48)を筆頭に一男三女にめぐまれた。89年7月、タレントとして活動する末っ子の三女・中村里砂(36)が生まれた時には、「こんなにかわいいのだから、5人目ができてもおかしくないでしょう」とメロメロの様子だった。結婚については、中村が26歳だったことことから、「周囲には(結婚を)めちゃくちゃ反対されました」とのちに語っていた。
愛妻との突然の別れに、中村は公式サイトでコメントを発表。「俺の人生最大のラッキーは妻と出会ったことでした」と深い愛情をにじませ「その妻を亡くすことなど考えたことがなくて、今はその現実を受け止めることができません」とショックの大きさをうかがわせた。
70歳を迎えた際にデイリースポーツのインタビューに応じ、淳子さんとの生活について「(多忙の時は)犠牲にすること多々あった」と振り返り「結婚して44年たつんだけど、初めて夫婦で水入らずみたいな。これも悪くないなっていのはすごく思いましたね」と向き合う時間に充実感をただよわせていた中村。「これから少しずつ前を向いて生きて行こうと思っているので、今はただ静かに見守ってください」とコメントした。
中村と淳子さんの三女でモデルの中村里砂が2日、SNSを更新し、母との別れをつづった。SNSでは「このたび、母が急逝いたしました」と報告。続けて「あまりに突然のことで、未だ心の整理がつかずにおります。母を失い、その存在の大きさを改めて痛感しております」とした。
