73歳・由美かおる 49年ぶり映画出演「やっと高齢者の気持ちがわかるように」入浴シーンは否定
俳優の由美かおる(73)が23日、大阪市内で、映画「小春日和~Indian Summer~」(松本動監督、5月16日、大阪・第七藝術劇場シアターセブン先行公開、同月29日全国公開)の記者会見に出席した。
血液がんの一種・多発性骨髄腫の闘病経験を通じ「前向きに生きることの大切さを伝えたい」との思いから作品を企画・製作・プロデュースした俳優の楠部知子(65)から「おばあちゃんの役ですが、どうですか?」とオファーされ、出演を決めた由美は「49年ぶりに、映画に出演させていただきました」と明かした。
「今まで若い役しかやってこなかった。私も年を重ねて、やっといろんな高齢者の方の気持ちがわかるようになってきたと思ってきたところに、この話をいただいて本当に感激。人は人を助けてあげないといけないんだな、と日常から思っている。がんばって生きていかないと…『本当にがんばってや』という思いを伝えたかった。人と人の触れ合い、本当にやさしさを持った人間が必要と思っている。もうひとつは、健康じゃなくてはいけない」と出演作にかけた思いを語った。
映画の主題歌「とまり木」も歌う。芸能生活60周年を迎え「最初は、歌と踊りで15歳でデビューした。いろいろなステージも全国を回って『由美かおるオンステージ』とかで歌ったり踊ったりしていた。『水戸黄門』に選んでいただいて、ドラマの方がとっても大きくなった。本当は歌ったり踊ったりするのが好き。やり残したことがあるんじゃないか…それは何だろうと思ったら、歌をもっと歌いたかった。この歌にかけている」と情熱を明かした。
デビュー当時からプロポーションが変化しない驚異の73歳は、ブレイジングという呼吸法を提唱。「いろんな病気の方、弱者のみなさまに進めていこうと。健康で美しく、やる気満々のチャレンジ精神のある、人を思いやれる体になっていく。自分で自分の体を維持できる体をつくるということが大切」と、変わらぬ健康美を誇る。
テレビドラマ「水戸黄門」で、かげろうお銀役として24年間出演。入浴シーンが印象的だ。映画で入浴シーンがあるかどうかを会見で問われ、手を横に振って否定した由美だったが、楠部は「見てのお楽しみということで…」と冗談交じりに話した。
