TBS社長 WBC地上波放送かなわず「忸怩たる思い」 権利交渉「知らないうちに決まってしまった」高騰する放送権料に「恐怖感」

 TBSは25日、都内の同局で定例社長会見を実施。龍宝正峰社長は、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本国内の全試合放映権をNetflixが独占取得し、地上波放送がかなわなかったことに「じくじたる思い」と悔しさをあらわにした。

 次回大会以降のことは不透明だと前置きして「少なくともわれわれとしては、これまでずっと大会を放送してた立場にいますと、非常に残念だったことは確か」と率直に語った。「本当にNetflixさんは素晴らしい中継をされていたと思いますし、勉強になったことは確かですが、やはり無料で多くの人に届ける、視聴者の方の期待も大きかったし、ご意見もたくさんいただいた大会でした」と振り返った。

 視聴者からの意見については「苦情に近いお怒りの言葉みたいなものもいただいていたのは確か」と回答。だが「日本国内の放送とか配信の権利交渉がわれわれがずっと知らないところで行われてしまって、知らないうちに決まってしまったのは非常に想像してなかったこと」と明かし、「結果として多くの視聴者の期待に応えられなかった。『なんでやれないんだ』ってクレームをいただいたんですが、やりたかったのに残念ながらやれなかった」と続けた。

 地上波でスポーツ中継を行う意義については、「テレビの放送を通じて多くの人が簡単にスポーツに接することができるというのは非常に重要だと思っています。今も思っています」ときっぱり。「われわれはスポーツの持続的な成長に貢献してきているし、これからも貢献できると信じたい。ですので(次回は)どうなるか分からないけど、できるだけ“それ”にタッチできるような状況でいたい」と願った。

 だが大きなハードルもあり「放送権料が一番高くなってきていることが一番大きな理由だと思います」と説明。それでも「オリンピックなんかでいうと、アメリカに続いてお金を払ってるのは日本ですから。海外のライツホルダーの皆さんにもいろんなことをアピールしなきゃいけない」とし、「このまま次回も普通に(放送できず)残念でした、って終わるのは寂しい」と語った。

 高騰する放送権料については「皆さんの記事を読むと、すごい金額になってるという風に言われてるけど、本当にその金額が正しいとしたら、もうわれわれも手が届く数字ではなくなってることも恐怖感としては感じています」と率直に吐露。「その中で自分たちがどうやったらそれをやれるコンディションを整えられるのか、これから考えたい」と続けた。

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