中村芝翫、襲名10年の記念イヤーに「リア王」 「歴史に新たな1ページを刻む機会をいただけた」

 「リア王」に主演する中村芝翫
「リア王」に出演する(上段左から)中村芝翫、松下由樹、三浦涼介(中段左から)朝月希和、井上小百合、大野拓朗(下段左から)二反田雅澄、小倉久寛、村田雄浩
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 歌舞伎俳優の中村芝翫が演出家の井上尊晶氏とタッグを組んできたシェイクスピア劇シリーズの第3弾「リア王」が9月6~22日に東京・新橋演舞場で上演されることが5日、分かった。

 第1弾「オセロー」は2018年に新橋演舞場、第2弾「夏の夜の夢」は2022年に日生劇場で上演された。今回は「リア王」で、老いた王が娘たちの愛を言葉で量ろうとしたことから始まる、シェイクスピア四大悲劇の一作(他は「オセロー」「ハムレット」「マクベス」)だ。

 リア王を芝翫、長女ゴネリル役を松下由樹、弟エドマンドの策略に翻弄されるエドガー役を三浦涼介、次女リーガン役を元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の朝月希和、末娘コーディリア役を元乃木坂46の井上小百合、兄エドガーを陥れるエドマンド役を大野拓朗、ケント伯爵役を二反田雅澄、道化役を小倉久寛、グロスター伯爵役を村田雄浩、オールバニー公爵役を中村松江、コーンウォール公爵役を駒井健介、オズワルド役を大堀こういちがそれぞれ演じる。

 芝翫は「これまで数多の名優がリアを演じ、劇界に大きな刺激を与え続けてきました。その歴史に、新たな1ページを刻む機会をいただけました事を大変嬉しく、有り難く思っております。芝翫を襲名して今年でちょうど10年目となります。その節目となる年に、このような素晴らしい作品やスタッフキャストの皆様に巡り会え、演出の井上尊晶さんと共に再びシェイクスピア作品に挑める事を心より感謝しております」と節目の年に燃えている。

 演出の井上氏は、今年が2016年に死去した蜷川幸雄氏の没後10年ということから「その節目の年に出会えたリア王という作品は僕の想像力を掻き立てました。老いとは。死とは。忘恩とは…突きつけられた人間の根源的な『問い』。登場人物全員が持つ各々の怒りは17世紀頭にシェイクスピアが投げかけた世界に対する絶望の一つの『答え』なのか。2026年の世界に生きる僕は、この『大きな物語』を恐れずに現実と拮抗したい。人はどうして暴力的で、なのにどうして美しいのか…この激しい感情を荒ぶる魂でオセローを演じた中村芝翫さんはじめ舞台経験豊かなキャストと、卓越したスタッフと作り上げていきます」と意気込んでいる。

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