中村勘九郎が井上ひさし原作「浮かれ心中」を4月に歌舞伎座初上演 宙乗りならぬ「ちゅう乗り」相勤め申し候!

 東京・歌舞伎座「四月大歌舞伎」の上演作品と主な配役が31日、発表された。

 昼の部は舞踊「廓三番叟」で幕開き。人間国宝の中村梅玉、中村魁春、中村東蔵、中村福助、中村芝翫らの出演で、高砂屋、加賀屋、成駒屋の一門が顔をそろえる。

 江戸時代に仙台藩で起きたお家騒動を題材にしたスリリングな通し狂言「裏表先代萩」では、お家転覆を謀る仁木弾正や自らの子を犠牲にしても忠義を尽くす乳人政岡が活躍する「伽羅先代萩」の名場面を「表」、欲のために主人を手に掛ける小悪党・下男小助の物語を「裏」として、「表」と「裏」の物語が交互に展開する。

 音羽屋ゆかりの作品で、七代目尾上菊五郎が2018年4月に歌舞伎座で手がけて以来となる今作では、初めて取り組む八代目菊五郎が、下男小助、乳人政岡、仁木弾正の三役を勤める。

 夜の部は戦国時代の武田・上杉両家の争いを主軸に、ミステリー要素がふんだんに盛り込まれる時代物の名作「本朝廿四孝」から。今回は中村時蔵が初めて八重垣姫を演じ、「祇園祭礼信仰記」の雪姫、「鎌倉三代記」の時姫に続いて女方の大役とされる「三姫」を全て演じることになる。

 続いて歌舞伎舞踊「連獅子」。尾上右近と尾上眞秀が、狂言師右近後に親獅子の精、狂言師左近後に仔獅子の精を、歌舞伎座で初めて勤める。

 夜の部の打ち出しは1997年8月に十八世中村勘三郎(当時は五代目勘九郎)さんが歌舞伎として1997年8月に初演した傑作喜劇「浮かれ心中」。劇作家で小説家の井上ひさしさんが直木賞を受賞した初期の代表作「手鎖心中」が原作で、江戸庶民文化の爛熟期を舞台に、材木問屋の若旦那が次々とばかばかしい騒ぎを巻き起こす。

 父から受け継いだ中村勘九郎は2016年4月の明治座で初めて手がけ、2022年7月の大阪松竹座で再演した。今回、満を持して歌舞伎座での初上演となり、宙乗りならぬ「ちゅう乗り」を勤める。

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