中村勘三郎さんの夢・平成中村座が4年ぶり浅草に帰還 勘九郎・七之助で今年10月に
十八世中村勘三郎さんの熱い思いから誕生した「平成中村座」が10月、勘三郎さんの息子の中村勘九郎・中村七之助兄弟の出演で、4年ぶりに発祥の地の東京・浅草(浅草寺境内・仮設劇場)に帰ってくることが18日、発表された。
江戸歌舞伎の発祥は寛永元年(1624年)、初代猿若(中村)勘三郎が江戸で初めて幕府公認の芝居小屋「猿若座(のちの中村座)」を建てたこととされ、江戸三座の筆頭・中村座は繫栄を極めた。中村座の座元は代々の勘三郎がつとめ、寛政の改革によって浅草に移されると、同地が日本屈指の繁華街に発展する礎となった。
平成12年(2000年)、勘三郎さんの熱意によって平成中村座が浅草に誕生すると、江戸の芝居小屋を再現した仮設劇場は、浅草をはじめ国内はもちろん、米ニューヨークや欧州など世界中で公演を行ってきた。
今年は江戸歌舞伎の発祥をことほぐ東京・歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」が中村勘九郎と中村七之助を中心に3年連続で開催され、秋には平成中村座がその発祥の地・浅草に帰還することが決定。江戸歌舞伎のルーツをさかのぼって堪能できる1年になりそうだ。
