みちょぱ 危険な「置き配」自力回収は窃盗罪に抵触の可能性 配達員「お腹すいて食べちゃった」衝撃トラブルも

 テレビ朝日系「芸能リアル法律塾」が27日に放送され、弁護士芸人・こたけ正義感が出演。アンガールズ・田中卓志がパラリーガルとして進行を務めた。

 みちょぱこと、タレントでモデルの池田美優は「宅配トラブル」を相談。

 「めちゃめちゃ個人的な話なんですけど。私の住んでるマンションがちょっとややこしくて。よく間違えられるんですよ。部屋番号だとか。隣の人かな?とか。階も違うとかいうパターンもあって。最近は『配達しました』って写真で送られてくるやつもあるじゃないですか。明らかに、玄関のドアとか、部屋番号も違うじゃんっていうのが分かるやつが置かれてると、どうしようと思って。今のところは配達業者に連絡したりして回収してもらってっていう。二度手間。また到着するのも時間かかる…」と説明。

 つづけて「行けるんだったら、部屋番号まで大体分かってるんで。そっちの方が早いんで。置き配だったら、本当に、すぐぱっと取りに行けるから。行きたいんですけど、でも、これってなんか部屋の前とは言え、行っていいもんなのか?」と相談した。

 こたけは「これはですね…。もし、自分で取りに行ってしまった場合、窃盗罪になります」と衝撃回答。みちょぱは「窃盗罪?でも、自分の宛名ですよ?」と目を丸くした。

 こたけは「窃盗罪っていうのは、他人の財物を窃取したものは10年以下の拘禁っていうんですけど。この他人の財物というのをどう解釈されるかって所なんですけど。誰の所有物かどうかは関係なくて、誰がそのとき占有してるかを。占有と所有って違うんです」と解説した。

 こたけは「所有権は関係ないんです。ここでいう。(このケースでは)誰の所有物かどうかは関係なくて。誰がそのときに占有してるかを保護する法律なんです。法律的に自力救済の禁止っていう原則があるんです。自分で権利を回復することを許しちゃうと、社会の秩序が乱れるじゃないですか」と解説した。

 自力救済がOKになってしまうと、例えば、貸したお金を返してくれない人の家に勝手に忍び込んでお金を回収しても罪にならないことになってしまうことなどが例として挙げられた。

 こたけは「解釈の余地はあるんですけど。基本的にやっぱり家の前って置き配で成立するわけですから。玄関前とかは、その住人の占有が及んでると考えられる」と解説した。田中が「結構、みんなあることだから。これはね。気を付けていただいて」と助言。みちょぱは「分かりました」と納得した。

 番組では、置き配を含めて配達サービス利用率が上昇しているとともに、トラブルも増えていることを指摘。クレープの配達を頼んだ一般女性の声をピックアップした。

 女性は「配達員の人が『お腹すいて食べちゃったんで。すいません』みたいな本気で謝られて。家の前に(配達員が)いたんですよ。『すみません。もう食べちゃったんで…』って。直接、対面で言われて」と衝撃のトラブルを述懐していた。

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