覆面作家・雨穴 仮面の秘密を明かす「手づくりです」「これが割れたら終わり」著書がビルボード1位の快挙
YouTuberで覆面ホラー作家の雨穴が、著書「変な地図」(双葉社)で、先月発足された日本初の総合書籍チャート「Billboard JAPAN BOOK Charts」の第1週目(10月27日~11月2日)で1位を獲得し、16日、ビルボードライブ東京で行われた授賞式に出席した。
おなじみの黒タイツ&覆面姿の雨穴は、この日のためにすべりどめの手袋を装着して登場。「トロフィーをいただけるということで、万が一でもすべって落とさないように」とおちゃめに説明し「まさか自分の人生において、ビルボードのステージに立つ日が来るとは」と語った。
同作は発売1カ月で70万部を売り上げたベストセラーで「変なシリーズ」4作目の集大成。10カ月間、部屋にこもり執筆したといい、自身が執筆を切望していた「王道小説」の要素を30%取り入れた。「王道が一番大変。めちゃくちゃ難しかった」と振り返った。
独特の風貌故に、報道陣からはその仮面の秘密に迫られた。手づくりだと明かし、材料は紙粘土。「薬局で売ってるのがちょっと高いけど質がいいので使ってる。一応高級品です」と詳細に語った。そしてスペアはなく「これだけ」と明かし「これが割れたら私はもう終わり」と笑わせた。
1位を獲得したことには、その風貌故に「ちょっと罪深いことをしてしまったという気分はある」と苦笑い。一方で「もし次に何かビルボードの賞があれば、次の作家さんにも何かお面をかぶっていただいて、ビルボードの1位と言えば、お面だよねという変な伝統を作って行けたらと思う」と不気味にたくらんだ。
さらにこの日は自ら作曲した「全国書店様へありがとう!」という曲を披露。ユニークな踊りも交え、受賞の喜びを盛大に表現していた。
