惹句師・関根忠郎さん 87歳で死去 数々の映画コピー制作「仁義なき戦い」「極道の妻たち」などを担当

 元東映宣伝部で映画のコピーを生み出してきた惹句(じゃっく)師の関根忠郎さんが間質性肺炎のため、11月11日午後0時30分、都内の病院で亡くなった。87歳。東京都出身。葬儀は家族葬で執り行われた。

 1956年に東映入社。62年から宣伝部で、東映作品のほとんどのコピー制作を担った。主な担当作品は「昭和残俠伝 破れ傘」「仁義なき戦い」「極道の妻たち」など。東映の多田憲之会長は「ポスターに躍る関根さんの惹句は東映在籍時も他社から依頼があった程、皆に愛された」などと追悼のコメントを発表した。

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