木村拓哉「本来は僕らが声を大にして言いたい」と感激「ありがとう」の往来 山田洋次監督には「幸福の黄色いカード」が届くことに

 客席に手を振る(左から)蒼井優、倍賞千恵子、木村拓哉、山田洋次監督(撮影・佐藤厚)
 蒼井優(左)にエスコートされる倍賞千恵子(左から2人目)と木村拓哉(右から2人目)にエスコートされる山田洋次監(右)=撮影・佐藤厚
 蒼井優(左)にエスコートされステージに上がる倍賞千恵子(撮影・佐藤厚)
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 俳優の木村拓哉(53)が3日、都内で映画「TOKYOタクシー」の大ヒット御礼舞台あいさつに倍賞千恵子(84)、山田洋次監督(94)らと登場した。

 グレーのスーツ姿の木村は、山田監督をエスコートしながら登壇。作品の反響に「『ありがとう』という言葉がとてもうれしいんですけど、自分たちは監督のもとで作品を作らせてもらった側。本来は『見てくれてありがとう』と僕らが声を大にして言いたいこと。その言葉の往来が尽きないですね」とうなずいた。

 山田監督には意外な形での反響が。公開後、自宅のポストに投函(とうかん)された黄色の巡回連絡カードを発見。「メモ欄に『昨日TOKYOタクシーを見ました。とても良い映画でした』と。僕はとってもうれしくてねぇ」とニッコリ。翌日、お礼をしに近所の交番を尋ねたが巡査本人は不在。だが「そしたら後日にまたカードが入っていて。お巡りさんと幸せな交流が始まったから、これは“幸福の黄色いカード”だ!と家族で話してます」と笑った。

 多くの人の心に幸せを与える作品。木村は最後に「また乗りたくなったらいつでも、ご乗車をよろしくおねがいします」と来場を呼びかけた。

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