日本テレビは１日、都内で定例社長会見を開いた。１１月２６日に元ＴＯＫＩＯの国分太一（５１）が開いた会見での「答え合わせをしたい」という主張に対し、福田博之社長は改めて却下した。

　国分は「コンプライアンス上の問題行為」を理由に「ザ！鉄腕！ＤＡＳＨ！！」を６月に降板。１１月２６日の会見で無期限活動休止に入ってから初めて報道陣の前に姿を見せ、涙ながらに謝罪するとともに、問題行為について同局と「答え合わせがしたい」と訴えていた。

　同局は国分の会見後に「『答え合わせ』は難しい」とコメント。この日も福田氏は「国分さんがヒアリングの場で自ら述べられたことが違反。『心当たりがある』、『反省を繰り返している』と述べられている。答え合わせをするまでもない」と言い切った。

　問題発覚後、同局は国分側と協議を続けてきたが「その最中に突然、代理人の方が私たちとの協議内容などを週刊誌に話した上で、人権救済の申し立てをされております。代理人の方は『日本テレビと対立するつもりはない』とおっしゃいますが、要求が満たされなければただちに外部に訴えるなど、私たちが困惑し、不信感を持たざるを得ないふるまいを続けています」と指摘。

　「謝罪をしたい気持ちは受け取りますが、関係者の気持ちを尊重していただけないこの状況ではすぐにお会いすることは難しい」と強調した。