柿澤勇人 ドラマ初主演の役柄が個性的 余命わずかの破天荒な葬儀屋「時にクスッと、時にうるっとくる作品を」

 俳優・柿澤勇人(38)が来年1月期のTBS系ドラマ「終のひと」(火曜、深夜0・58)で、ドラマ初主演を飾ることが30日、分かった。「身近な人の死」を描く普遍的ヒューマンドラマで、余命わずかの破天荒な葬儀屋という個性的役柄を務める。「しんみり、悲哀に満ちたドラマにするつもりもありません」とし「時にクスッと、時にうるっとくる作品を目指したい」と意気込んだ。

 今作は同名漫画が原作の物語。柿澤演じる葬儀屋・嗣江宗助(しえ・そうすけ)は元刑事という経歴で、ジャージーに銀髪、ヘビースモーカーとアウトローな風貌だが、人情味あふれる弔いのプロとして、風変わりな依頼に愚直に挑んでいく。

 オファーを受けた時期、柿澤は「11年前に旅立った高校の同級生が眠るお寺で手を合わせていた」と告白。同級生も含め「いまだどこか彼女の死を受け入れられない」という状況に直面し「人はいつか絶対に死ぬというのに僕は今を生きることに精いっぱいで、自身の死後について考えられていません」と心境を吐露した。

 一方で原作を読み進めるうちに死生観が変化しつつあるといい「葬儀は遺された者たちのためでもある」と認識を新たに。役作りのため髪を染め、納棺などの葬儀に関する専門書を熟読。専門家の指導も受けるなど徹底しており「皆さまの心のどこかに生きることと死ぬことについて少しでも何かを残すことができれば本望」と熱意をにじませた。

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