蓮舫氏、国会で高市総理へ「深夜番組でご一緒した際はこういう立場になるとは…」祝意後、政治とカネ怒とう質問
立憲民主党の蓮舫議員が12日、参院予算委員会で質問に立ち、高石早苗総理に祝意を述べた上で、政治とカネについて問うた。
蓮舫議員は「総理ご就任、おめでとうございます」と切り出し「ずいぶん前に深夜番組でご一緒した際に(お互い)こういう立場になるとは思わなかったんですけど、政治信条や政策の優先順位は違うんですけど、私は心から頑張って欲しいと願っています。体にも気を付けて頑張って頂きたい。総理になって一言ありますか?」と聞いた。
高市総理は「ありがとうございます」と言った後、「体にも気を付けて、でもこれまでの積み上げがあります。やっぱり政治家としてやり抜きたいことをしっかりやらせていただきたい」と答えた。
あいさつを交わし合った後、蓮舫議員は「今日はちょっと耳の痛いことを指摘します」と切り出し、政治とカネ問題について質問。特に不記載議員である佐藤啓議員を官房副長官に任命したことを聞いた。
高市総理は佐藤議員のこれまでの党内外での経歴を上げ「国会での総合調整を行う官房長官を補佐する立場として相応しい能力を有していると思った」と説明。佐藤議員が参院議員であることから「非改選3年ある。選挙を経てないとなにも起用できないのであれば、人材の活躍の場を奪うことになりかねない」「何の役も持たず仕事をしないよりはしっかり働いてもらいたいのが私の願い」と述べた。
蓮舫議員は「他にも立派な議員はいる」と反論。佐藤氏が高市総理と同じ奈良選出であることも指摘すると、高市総理は「佐藤副長官については政調会で一緒に仕事をしてきた仲。私の考え方、性格を含めてよく承知してくれていて耳に痛いことも直言してくれる存在。深い信頼を寄せている」と話した。
蓮舫議員は「(自民党の)人材がそんなに乏しいとは思っていない」とし、「この人事、いったん白紙にしませんか?」と問いかけ。高市総理は「一度任命した者を白紙にするつもりはない」と否定。「総力結集、優秀な人材はいっぱいいると自負しております。不記載あった方もいるが全員に活躍してもらいたい」と述べていた。
