栁俊太郎 世界から消えて欲しくないものはにおい「なくなったら結構寂しい」映画「消滅世界」で蒔田彩珠と夫婦役
俳優・栁俊太郎が20日、都内で行われた、映画「消滅世界」(11月28日公開)の完成披露上映会に、主演の蒔田彩珠、共演の恒松祐里、結木滉星と出席した。
この日は作品のタイトルにちなみ「この世界から消えてほしくないもの」という話題でトークが展開。栁は「犬と答えようと思ったけど変えるわ。新しいもの思い浮かんだ。もっとアーティスティックな」と前置きし「におい」と回答。「料理好きだったり食べるのも好きだし、犬のにおいとかも大好きなんですよ。においがなくなったら結構寂しい」と説明した。
また「コロナの時に一瞬においがなくなった」時期があったと明かし「あの時、食べてもおいしいと思わなかったし、犬はかわいかったけど、あのにおいが恋しいってなった。(犬のにおいが)たまんないっすよね」と語っていた。
芥川賞作家・村田沙耶香氏によるベストセラー小説が原作の今作は、人工授精で子供を産むことが定着し、夫婦間の性行為がタブーとなった世界が舞台。恋や性愛の対象が「家庭の外」の恋人とか2次元キャラが常識となった中、“両親が愛し合った末”に生まれ、母親に嫌悪感を抱く主人公・雨音(蒔田)が、夫の朔(栁)とともに住民全体で計画的に人工授精、出産、管理を行い、皆で子育てをする実験都市「エデン」に居を移すことから展開される衝撃作。
