伊東市長、生放送で怒濤の卒業証書質問にぶ然「お話できない事を質問されてもお話しできません」
伊東市の田久保真紀市長が19日、フジテレビ系「Mr・サンデー」に生出演。もしも伊東市長選が行われる場合は出馬予定か?と聞かれ、期待している人がいれば「その思いに全力で答えたい」と回答。また、問題の卒業証書について聞かれるも「詳しいことは言えない」と詳細は答えなかった。
19日に伊東市議選挙の投開票が行われたことを受け、田久保市長がリモートで生出演した。田久保市長は学歴詐称問題で卒業証書をチラ見せしたことなどを受け、市議会は不信任案を議決したが、田久保市長は解散を選択。新市議会が不信任決議案で全議員の3分の2以上が出席し過半数が賛成すれば、市長は失職となる。
失職の可能性が高くなってきたが、田久保市長は次の市長選には出られる予定か?と聞かれ「周りの方々が私に期待をして頂いて託したいという思いを寄せていただけるのなら、その思いには全力で答えたい」と話した。
今回の市議選、そしてもしも市長選が行われれば、およそ1億円の税金が使われることになることから、宮根誠司は「卒業証書1枚の話」「1億円は無駄遣いだと思うが率直な気持ちは」と聞くも、田久保市長は「率直にどうかと聞かれるとむずかしいが、5カ月、この騒動で前に進めない状況ありましたので、この街、たくさん課題がありまして、観光地としてやらなければいけないことたくさんある。前に進めるために最善を尽くしたい」と回答。
そしてここからスタジオは怒濤(どとう)の卒業証書についての質問攻めが始まる。「卒業証書は本物なんですか」と聞かれると「はい、私は本物としてずっと信じて扱ってきましたので」とコメント。「と言うことは、大学のミスってことですか?」「そこはなかなか、30年前の事務手続きの中で、大学側の開示された情報と私の主張が食い違っている部分があるのは確かですが」と答えた。
すると杉村太蔵氏が「私も大学を中退しているが、一度たりとも卒業を勘違いしたことはない。無理がある、その主張は」というも、田久保市長は「…」。宮根は「卒業証書を開示は政治判断としてやるべき」というも田久保市長は「刑事告発のお話もありましたけど、捜査も始まっているので、コメントは差し控える」「市の手続き、整理して私の方は高校卒業と経歴は書き直している。大学卒業しているしていないで争うことはしない」とした。
それでもスタジオは納得している人はおらず卒業証書は金庫の中にあるのか?という問いにも「お話できない事をご質問されてもお話しできません。いつかお話ができる日がきたら」。
最後にもう一度「(卒業証書は)本物なんですか?」と聞かれるも「私にとっては本物です。ただ大学の見解もありますので。私は本物です」ときっぱり。ならばそれは東洋大からもらったのか?と聞かれ「私が入学したのは東洋大なのでそのような形になります」。
宮根は「じゃあ、もらったのは東洋大学と認識していいんですね?」と再確認。田久保市長は「質問の意図がわからない。何度も繰り返しになるが、お答えになれないことは。今日は伊東の市議会選挙のことを取り上げていただけるとのことなので期待していた」とぶ然としていた。
